症状 診断
ほとんどのポリープは無症状です。
あっても直腸からの出血ぐらいです。
大きなポリープはけいれん、腹痛、腸管の閉塞を引き起こします。
絨毛(じゅうもう)腺腫のような、
突起が指先くらいある大きなポリープは水分と塩分を分泌するため、
水のような下痢を起こして血液中のカリウム濃度が低くなります(低カリウム血症)。
まれに直腸にできた茎の長いポリープが脱落したり肛門からぶら下がっていたりします。
ポイツ‐イェガース症候群では、皮膚や粘膜、
特に唇と歯肉に茶色がかった色素沈着が認められます。
直腸診でポリープに触れることができますが、
普通はS状結腸鏡(大腸の下部をみるためのチューブ状の検査器具)検査で見つけます。
これでポリープが見つかった場合、
ポリープが複数あったり癌化している可能性があるので大腸内視鏡でさらに詳しく検査し、
同時に生検(癌の疑いがある領域から組織サンプルを採取して顕微鏡で調べます)を行います。
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