喉頭炎は、感染や刺激によって喉頭が炎症を起こした状態です。
喉頭炎の最も多い原因は、
かぜなどの上気道のウイルス感染です。
喉頭炎は気管支炎など上気道の炎症や感染を併発する場合もあります。
声の出しすぎ、アレルギー反応、
タバコの煙などの刺激物質の吸引によって、
急性または慢性の喉頭炎が引き起こされます。
喉頭の細菌感染は非常にまれです。
症状はかすれ声など不自然な声の変化ですが、
数時間から1?2日のうちに声が出なくなることもあります。
のどがむずがゆくなったりヒリヒリして、
せき払いをしたいような感覚が続きます。
症状は炎症の程度によって異なります。
重い感染では発熱、全身のけん怠感、
ものを飲みこみにくくなる(嚥下[えんげ]困難)、
のどの痛みなどの症状が現れます。
喉頭炎は、典型的な症状や声の変化から診断されます。
喉頭鏡や内視鏡を使って、
喉頭の内壁が赤くなっていたり腫れていたりするか確認する場合もあります。
喉頭癌がかすれ声の原因となっている場合もあるので、
症状が数週間以上続く場合は癌の検査をします。
ウイルス性喉頭炎の治療法は症状によって異なります。
声を出さずのどを休める、水分を多めに摂取する、
蒸気を吸入するなどの方法は、
症状を和らげ治癒をうながします。
ささやくような話し方は、かえって喉頭を刺激するので避けます。
気管支炎がある場合は、その治療が喉頭炎の軽快につながります。
抗生物質は、感染が細菌による場合に限って使用します。
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2011年6月17日金曜日
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