外耳炎 予防 治療
プール後の外耳炎を防ぐには、水泳の前後に、
消毒用アルコールと酢酸を同量ずつ混ぜ合わせた液を耳の中に数滴垂らす方法が有効です。
そして、汚れた水の中で泳いだり、ヘアスプレーを使ったり、
蒸し暑い場所で長時間過ごしたりしないようにします。
綿棒を使った耳そうじも、
やりすぎると耳が本来もっている自浄作用をかえって妨げてしまいます。
綿棒で分泌物などのかすが鼓膜の方へ押しやられてたまったり、
小さな傷ができてしまい、外耳炎の原因になります。
びまん性外耳炎の治療では、原因が何であれ、
まず吸引器か脱脂綿で分泌物のかすを外耳道から除去します。
外耳道をきれいにしただけで、聴力が正常に戻ることもよくあります。
通常は抗生物質の点耳薬が処方され、1日数回ずつ、最大で1週間使用します。
腫れを抑えるステロイド薬や、痛みを抑える鎮痛薬入りの点耳薬もあります。
外耳炎の治療にはしばしば酢酸入りの点耳薬が使われますが、
これは外耳道が正常な酸性度を取り戻せば、
細菌がさらに繁殖し続けることはないためです。
外耳道がひどく腫れている場合は小さなガーゼを丸めて挿入し、
そこに点耳薬を浸透させます。
炎症が治まりはじめるまでの1~2昼夜は、
アセトアミノフェンやコデインなどの鎮痛薬を痛みの軽減に用います。
感染が外耳道を越えて広がった場合(蜂巣炎)には、抗生物質の内服薬で治療します。
耳のおできの治療は感染の進行度によって異なります。
感染が初期段階の場合は患部をしばらく温め、鎮痛薬で痛みを和らげます。
温めることは、治癒を早めるのにも役立ちます。
化膿して口を開きそうになっているおできは、切開して膿を出します。
その後、抗生物質を患部に直接塗布するか、内服薬を投与します。
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2011年6月5日日曜日
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