2011年8月6日土曜日

血管炎症性疾患!『ベーチェット症候群』 続き

ベーチェット症候群 診断 


検査の結果からはベーチェット症候群であることを特定できないため、


診断は主に、診察結果に基づいて確定されます。


ただし、ライター症候群(反応性関節炎)、


スティーブンス‐ジョンソン症候群、


全身性エリテマトーデス、クローン病、


ヘルペスウイルス感染症、潰瘍性大腸炎など、


似たような症状がみられる病気が多数あります。



ベーチェット症候群 治療


ベーチェット症候群を治癒させる治療法はありませんが、


この病気に特異的な症状は、治療によって軽減できます。


たとえば、コルチコステロイド薬は内服よりも外用で、


眼の炎症や皮膚潰瘍を軽減することができます。


眼や神経系に重度の炎症を生じている人は、


プレドニゾロンやその他のステロイド薬を使用します。


免疫抑制薬のシクロスポリンは、


眼症状が重度の場合やプレドニゾロンでは症状をコントロールできなかった場合に使用します。


低用量のコルヒチンを経口投与すると、


口腔内や外陰部の潰瘍を防ぐことができます。


サリドマイドの使用に関しては、研究中です。


皮膚の炎症を起こさないために、


注射針による穿刺は避けるべきです。

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