セカンド・オピニオンとは?
セカンド・オピニオンとは、直訳すれば、第二の意見ということです。
具体的には、診断や治療方針について主治医以外の医師の意見をいいます。
「手術をすすめられたけど、どうしよう」。
重大な決断をしなければならないとき、他の専門医に相談したいと思うのは当然のことです。
セカンド・オピニオンは、日本ではまだ普及していないため「主治医に失礼になるのでは」と思われがちでしょうが、その心配はまったく いりません。
インフォームド・コンセント(説明と同意)という考え方を分かっている医師でしたら治療法を決定するのは患者や家族であること を十分に認識しているからです。
医師からインフォーム(説明)を受けても、情報も知識もない患者や家族にとっては治療法の決定をできなかったり、不安を覚える場合も あります。
だから知識を持っている人=専門医に相談し、意見を聞きたいということになるわけです。
これは、至極当然な過程です。つまり、インフォームド・コンセントと、セカンド・オピニオンは、車の「両輪」なのです。
米国では、ここ10年の間に知らない人がいないほど定着し、医師が診察の終わりに「セカンド・オピニオンをとりますか」と、尋ねるのは当たり 前のことになっています。
がんの治療で知られるニューヨークのスローンケタリング記念がんセンターには、全米からセカンド・オピニオンを求 めて多くの患者が訪れています。
がんや心臓病のように、治療法が日進月歩している領域では、セカンド・オピニオンの必要性はより高まります。
治療法の選択肢が多岐にわ たるため、専門家でさえどのような治療法にしたらその患者にとって一番いいのか、判断に困り他の医師に意見を求めることもあるのです。
知識のない患者にしてみればなおのこと判断はできません。
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2012年2月15日水曜日
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