2012年2月1日水曜日

肝臓病≫転移性肝癌

転移性肝癌は、体の別の部位に生じた癌が肝臓に広がったものです。


転移性肝癌の多くは、もともとは肺、乳房、大腸、膵臓、胃に生じたものです。


白血病(白血球の癌)やリンパ腫(リンパ系の癌)も肝臓に転移することがあります。


転移性肝癌の発見が、癌と診断される最初のきっかけとなることもあります。


症状は、体重減少と食欲不振がしばしば最初の症状となります。


発熱もみられます。


典型的には肝臓は腫大しますが硬くはなく、圧痛があります。


癌が膵臓から始まった場合などでは、ときに脾臓の腫大がみられます。


癌が胆管をふさいでいなければ、黄疸はないか、あっても軽度です。


癌が進行すると、腹腔に体液がたまって腹部が膨張します。


終末期の数週間は黄疸が悪化します。


毒性物質が脳にたまって肝性脳症になると、


錯乱したり眠りがちの状態になります。
















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