尿細管間質性腎炎とは、
腎臓の尿細管とその周囲の組織(尿細管間質組織)に生じる炎症です。
尿細管間質性腎炎には急性型と慢性型があり、
しばしば腎不全に至ります。
腎臓に障害を起こすさまざまな病気、
薬物、
毒素などによって引き起こされます。
急性尿細管間質性腎炎の原因として最も多いのは、
薬物に対するアレルギー反応です。
抗生物質のペニシリンやスルホンアミド、
利尿薬、
アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
がアレルギー反応の引き金になります。
アレルギー反応を引き起こすアレルゲンに
さらされてから急性尿細管間質性腎炎を
発症するまでの期間は、
5日~5週間と幅があります。
腎臓の細菌感染(腎盂腎炎)も、
急性または慢性の尿細管間質性腎炎の原因になります。
症状がほとんどないか、
まったくない場合もあります。
症状がみられる場合も非常に多岐にわたり、
突然発症する場合もあれば、
徐々に発症する場合もあります。
尿細管間質性腎炎が突然起こった場合、
尿量は正常か普段より少なくなります。
発熱、
排尿時の痛み、
尿中の膿、
腰やわき腹(側腹部)の痛み
など尿路感染症の症状がみられることもあります。
原因がアレルギー反応の場合には、
発熱や発疹がみられることがあります。
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2012年3月8日木曜日
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