アフタ性口内炎 治療
治療は、アフタが自然治癒するまで
痛みを和らげる対症療法が中心になります。
ジクロニンやリドカインなどの麻酔薬が、
うがい薬として使用されます。
これらのうがい薬は口と咽喉をしびれさせるためにものを飲みこみにくくなるので、
小児に使用するときは食べたものがのどに詰まらないように注意が必要です。
ペースト状にしたリドカイン(粘性リドカイン)を綿棒につけて、
直接アフタに塗ることもあります。
アフタを保護し炎症を鎮めて一時的に痛みを和らげるためには、
コルチコステロイド(トリアムシノロンやベタメタゾンなど)を含む口内炎用軟膏が塗布されます。
複数のアフタができているときには、
テトラサイクリン入りのうがい薬が使用されます。
アフタ性口内炎が繰り返し起こる場合には、
アフタができそうだと感じたら、
早めにテトラサイクリンうがい薬を使いはじめます。
硝酸銀をアフタに直接塗って潰瘍の下にある神経を破壊して
痛みを和らげる方法もあります。
重症の場合にはステロイドを含むデキサメタゾンうがい薬や、
場合によってはステロイド内服薬のプレドニゾロン錠剤が使用されます。
ただしステロイド薬は単純ヘルペス感染症を悪化させる可能性があるため、
医師は使用前に口内に単純ヘルペスウイルスの感染がないことをチェックします。
ステロイド薬は、うがい薬や錠剤の方が、軟膏で使用するよりも、
体内に多く吸収され副作用の可能性も高くなります。
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2012年4月25日水曜日
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