根尖周囲膿瘍
根尖周囲膿瘍(こんせんしゅういのうよう)は、
歯から周辺組織に広がった感染によって膿がたまる病気です。
人の体内では、数多くの白血球が感染を引き起こす細菌と闘っています。
膿は、これらの白血球、壊死した組織の残骸、細菌などが蓄積したものです。
歯の感染によって生じた膿は、最初に歯肉へにじみ出るため、
歯肉の歯根の先端(根尖)周辺が腫れます。
感染した歯の位置によっては膿が軟組織へにじみ出て(蜂巣炎)、
あごが腫れたり、あるいは口底ににじみ出てほおが腫れたりします。
ときには皮膚ににじみ出すことさえあります。
膿瘍や蜂巣炎の治療は、感染の除去と膿の排出で、
そのために口腔外科手術や根管治療が行われます。
炎症を引き起こしている細菌に対しては、抗生物質が使用されます。
しかしそれ以上に重要な治療が、感染歯髄の除去と排膿です。
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2012年5月7日月曜日
歯の病気!『根尖周囲膿瘍』
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