2016年4月14日木曜日
耳、鼻、喉病気>>難聴 聾>> 難聴 聾 予防 治療
耳、鼻、喉病気>>難聴 聾>> 難聴 聾 予防 治療
加齢による老人性難聴をはじめ、
難聴の原因の大半は予防できません。
ただし、
騒音性の難聴についてはさまざまな防御策があり、
大きな音は避ける、
音を小さくする、
騒音源から離れるといった対策を、
可能なときには必ず実行することが望まれます。
ヘッドホンで聞く音楽の音量は、
常に適度なレベルに抑えておく必要があります。
大きな音であればあるほど、
その近くにいる時間は短くすべきです。
職業上騒音を避けられない場合や銃器を使用する場合は、
プラスチック製やゴム製の耳栓を外耳道に挿入するか、
グリセリンを満たしたマフ型の防音保護具で耳を覆います。
プラスチック製の耳栓はこれ以外の騒音環境においても有用です。
難聴の治療は原因によって異なります。
中耳の滲出液が原因であれば、
小児でも成人でも、
鼓膜を切開して小さなチューブを留置します。
チューブを使うことで、
滲出液が再びたまるのを防止できます。
小児の場合には、
アデノイド(咽頭扁桃を切除して耳管の通りを良くする手術が必要なケースもあります。
耳管をふさいでいる腫瘍があれば切除します。
自己免疫疾患による難聴は、
プレドニゾロンなどのコルチコステロイド薬を用いて治療します。
鼓膜や中耳の骨が損傷を受けた場合には、
再建手術が必要になります。
耳硬化症の場合は、
手術であぶみ骨を除去し、
人工のあぶみ骨を代わりに入れることによって聴力が回復するケースがあります。
脳腫瘍が難聴の原因となっている場合は、
腫瘍を切除することによって聴力が保たれることもあります。
その他の原因には治療する方法がないものも多く、
このような場合には、
難聴をできるだけ補うための治療が行われます。
中等度から重度の難聴の場合には、
大半の人が補聴器を使用します。
重度の難聴やほとんど聴力が失われた聾の人には、
人工内耳(内耳に蝸牛刺激装置を埋めこむ方法)が有効です。
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