2011年2月19日土曜日

感染症の病気 『エプスタイン‐バー(EB)ウイルス』 

エプスタイン‐バー(EB)ウイルスは、


伝染性単核球症をはじめとする種々の病気を引き起こします。


EBウイルスによる感染症は大変よくみられる病気です。


たいていはかぜや他の軽いウイルス感染症に似た症状を起こしますが、


10代や20代の若い人の場合は、


異なった症状でより重いEBウイルス感染症にかかることがあります。


これは「伝染性単核球症」と呼ばれます。


名前の通り血液中に白血球の1種である単核球が増える病気で、


EBウイルスに感染している人とキスをしたり親密な接触を行ったりして感染します。


EBウイルスはまれに、バーキットリンパ腫や鼻やのどにできるある種の癌など、


珍しい型の癌を起こす原因になることがあります。


特定のウイルス遺伝子が、感染した細胞の細胞分裂周期を変化させ、


細胞を癌化させることから起こると考えられています。


EBウイルスはまた、慢性疲労症候群に関係しているともいわれていますが、


根拠は不十分であり、議論の分かれるところです。


診断と合併症


EBウイルスが起こす症状は多岐にわたりますが、


その理由はウイルスの株の違いという以外、まだはっきりとは解明されていません。


5歳以下の小児では、感染しても症状は現れないケースが大半です。


思春期の若者や成人の場合、症状は出ることもあれば出ないこともあり、


感染してから症状が出るまでの潜伏期間は30〜50日ほどです。


伝染性単核球症の主な症状は、極度の疲労、発熱、のどの痛み、


リンパ節の腫れの4つですが、誰でも4つの症状がすべて現れるとは限りません。


まず、けん怠感が数日から1週間ほど続き、その後、発熱し、のどが痛み、


リンパ節が腫れてきます。


熱は午後から夕方にかけて最も高くなり、39.5℃近くまで達します。


のどがひどく痛み、のどの奥に膿(うみ)のようなものがあることがあります。


リンパ節は広い範囲で腫れますが、特に首のリンパ節が腫れるケースがよくあります。


疲労感は初めの2〜3週間で顕著ですが、6週間以上続くこともあります。


伝染性単核球症では、50%以上に脾臓(ひぞう)の腫れがみられます。


症状はほとんどありませんが、外傷が加わると破裂するおそれがあります。


肝臓にも軽い腫れがみられます。


黄疸(おうだん)や眼の回りの腫れが起こることもあります。


発疹はまれですが、


EBウイルスに感染している人がアンピシリンという抗生物質を服用すると、


発疹が出ます。


ほかに非常にまれな合併症として、けいれん発作、さまざまな神経障害、脳炎、


脳や脊髄を包む膜の炎症(髄膜炎)があります。


病気の期間は人によりますが、急性期は2週間ほどで、


その後は大半の人が通常の活動ができるようになります。


ただし、疲労感はさらに数週間続くことがあり、数カ月以上になることもあります。


エプスタイン‐バー(EB)ウイルス診断


伝染性単核球症の症状は、他のウイルス感染症や細菌感染症の症状と似ているので、


診断の確定には、EBウイルスに対する抗体を検出するための血液検査を行います。


血液中に「異型リンパ球」と呼ばれる特徴的な単核の白血球が多数存在することが、

伝染性単核球症の最初の徴候であることもあります。


エプスタイン‐バー(EB)ウイルス 治療


伝染性単核球症の場合、熱、のどの痛み、けん怠感がなくなるまでは、


安静を保つ必要があります。


脾臓の破裂を避けるため、脾臓の腫れが顕著でなくても、


6〜8週間は重いものを持ち上げたり、

人と接触するスポーツをしたりするのは避けましょう。



熱やのどの痛みは、

アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(アスピリンやイブプロフェン)


で和らげることができますが、

アスピリンはライ症候群という命にかかわる病気を起こす危険があるので、


小児には使用しないようにします。


気道がひどく腫れる場合は、ステロイド薬で治療します。


現在入手可能な抗ウイルス薬は、どれも伝染性単核球症には効かないので、


使用すべきではありません。








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