水着で覆われていた部分、つまり胴体や尻の部分が最もよく感染します。
ひげをそる際に、ひげが丸まって皮膚の中に入ってしまい(内方発育毛)、
実質的には感染はないのに皮膚に刺激を与えることがあります(偽毛包炎)。
このタイプの毛包炎は黒人男性に特に多くみられます。
毛包炎の治療には、温湿布を用います。
ムピロシンやクリンダマイシンなどの
局所用抗生物質を日に2〜3回塗る方法もあります。
毛包炎の範囲が広い場合は、ジクロキサシリン、
セファレキシンなどの抗生物質を内服します。
毛包炎は、特に治療をしなくても1週間以内に治ります。
内方発育毛が原因の毛包炎の場合、治療法はさまざまです。
症状が重く再発を繰り返す場合は、ひげをそることをやめる必要があります。
皮膚膿瘍: 皮膚膿瘍は、おでき、せつともいい、
表皮の下に膿がたまってその部分が熱をもち、痛みを伴う感染症です。
膿瘍の大きさは、直径が約2.5〜10センチメートル程度です。
治療をしないでおくと、
いずれ膿が限界までたまって破裂します。
膿瘍から細菌が広がり、
周囲の組織やリンパ節に感染が広がることがあります。
患者は発熱があり、具合も悪くなります。
治療には、抗生物質を内服します。
大きい膿瘍ができている場合は切開して膿を出します。
小さい膿瘍は見つけることも吸引することも難しいので、
ようを完全に治療するのは容易ではありません。
ですから、抗生物質の服用は数カ月間継続しなくてはなりません。
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2011年3月14日月曜日
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