のどは口の下後方に位置しています。
口から飲みこまれた飲食物はのどを通過します。
飲食物を飲みこむ運動(嚥下[えんげ])は、
特に意識しなくても自動的に行われます。
嚥下時には、小さな筋肉弁(喉頭蓋[こうとうがい])が閉じて、
飲食物が気管から肺に入らないように防いでいます。
口の後方の部分(軟口蓋[なんこうがい])も上にもち上がって、
飲食物が鼻に入らないように防いでいます。
食道は、粘膜に覆われた薄い筋肉層でできた細い管状の器官で、
のどと胃をつないでいます。
飲食物は重力ではなく、ぜん動と呼ばれる律動的な食道筋肉の
収縮運動によって胃に送られます。
食道の上端と下端は輪状の筋肉(上部食道括約筋と下部食道括約筋)になっていて、
開いたり閉じたりします。
食道括約筋は、胃の内容物が食道やのどに逆流しないように防いでいます。
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2011年4月3日日曜日
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