慢性膵炎 診断
患者の症状と、急性膵炎を再発した経歴から慢性膵炎を疑います。
慢性膵炎の診断には、血液検査は急性膵炎ほど有効ではありませんが、
アミラーゼとリパーゼの値が上昇します。
おそらく血糖値(ブドウ糖値)も上昇しているので、
そのチェックのためにも血液検査が行われます。
X線検査、超音波検査、CT検査などは、慢性膵炎で定常的に行う検査ではありません。
しかし、腹部X線検査と超音波検査は、膵臓に石があるかどうかを調べるのに使われます。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)も、膵管の拡張や狭窄、石の存在を明らかにします。
CT検査では、膵臓の大きさ、形態、性状だけでなく、これらの異常についてもわかります。
CT検査はERCPのように内視鏡を使用する必要がありません。
慢性膵炎を起こすと、膵臓癌のリスクが高くなります。
症状が悪化して、特に膵管が狭くなった場合は、膵臓癌が疑われます。
このようなケースでは、超音波検査、CT検査、あるいは内視鏡検査を行うことが一般的です。
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2011年4月25日月曜日
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