難聴 聾 予防 治療
その他の難聴対策: 上記以外にも、
著しい難聴のある人に役立つ機器がいくつかあります。
光警報システムは、玄関の呼び鈴が鳴っているときや、
赤ん坊が泣いているときに知らせてくれます。
特殊音を使った装置(スペシャルサウンドシステム)は、
映画館や教会など雑音が多い場所での聞き取りに役立ちます。
また、多くのテレビ番組で耳の不自由な人向けに、
音声の内容が画面に字幕として表示される文字放送が行われています。
耳の不自由な人に便利な機能を備えたさまざまなタイプの電話機もあります。
読唇法は聴力が低下した人に有用な技能です。
老人性難聴のある人のように、
音声が聞こえはしても細部の聞き分けが難しい場合に役立ちます。
話し手の唇の動きを観察することによって、
どの子音が発音されているかを読み取ります。
高周波数の音に対する聴力が低下すると子音が聞き取れなくなりますが、
読唇法を併用すればこの点を補い、
話の内容がよく聞き取れるようになります。
聴覚リハビリテーションのプログラムを通じて、
読唇法など難聴を補うさまざまな技能について、
聴覚の専門家が指導を行っている場合もあります。
読唇法の訓練のほか、コミュニケーションが困難になる状況を前もって予想し、
その状況を変えたり避けたりすることによって、
聞くことに関する周囲の環境を自力でコントロールする方法を習得します。
たとえば、レストランに行くなら混雑する時間帯を避け、
外の音が入りにくいボックス席を希望します。
メニューにない日替わり料理などは、口頭で説明せずに紙に書いてもらいます。
直接だれかと会話をするときは、自分の方に顔を向けて話すように頼みます。
電話での会話ではまず最初に、聴力に障害があることを相手に伝えます。
重度の難聴がある人の多くは、コミュニケーションの方法として手話を利用しています。
日本手話[JSL]、日本語対応手話、キュードスピーチなど各種の手話が使われています。
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2011年6月4日土曜日
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