骨折 症状 合併症
最も明らかな症状として、疼痛が生じます。
特に患部に体重をかけるなどして、力が加わると痛みが強まります。
患部の周辺も触れると痛み、骨折が起きてから数時間のうちに患部周辺の軟部組織が腫れてきます。
手足がうまく動かせず、腕を動かしたり、立ったり、こぶしを握ったりすると強い痛みを感じます。
言葉が話せない人(幼い乳児や年少児、頭部に損傷がある人、痴呆のある高齢者など)では、手足を動かすのをいやがるので周囲が初めて骨折に気づくことがあります。
病的な骨折の場合は、骨折が発生する数週間前から痛みが始まり、それが徐々に強まっていくこともよくあります。
皮下骨折(骨折部位の皮膚が破れていない場合)は内出血を伴うことがあります。
骨から出血している場合もあれば、周囲の軟部組織からの出血の場合もあります。
血液がやがて体表付近に達すると、あざができます。
あざは最初は黒ずんだ紫色ですが、血液の分解と再吸収が進むにつれて、徐々に緑色や黄色になっていきます。
内出血した血液は骨折部位からかなり遠くまで広がることがあり、血液がすっかり再吸収されるまでには数週間かかります。
内出血した血液の影響で骨折部位の周囲の組織に一時的な痛みや硬直が生じることがあり、たとえば肩の骨折で腕全体にあざができたり、ひじや手首にも痛みが生じることがあります。
一部の骨折(特に股関節骨折)では周囲の軟部組織に大量の血液が流れ出し、低血圧を引き起こすこともあります。
骨折がかなりよくなって、骨折部位が荷重に耐えられるようになっても、動かすと多少の痛みや違和感を感じるのが普通です。
たとえば、手首の骨折は2カ月ほどである程度は使えるようになりますが、手首の骨が完全に再構築を完了したわけではないので、最大1年間は強く握ると痛みを感じることもあります。
高い湿度、寒さ、暴風雨といった気候の変化で、痛みやこわばり感が増す人もいます。
多くの骨折はほとんど問題なく治癒します。
しかし、適切な治療を行っても重大な合併症が生じる場合もあります。
コンパートメント症候群: コンパートメント症候群は、損傷を受けた筋肉に過度の腫れが生じ、腕や脚に重大な障害を与えるおそれのある状態です。
腕や脚の骨折や挫滅(ざめつ:圧迫などによる組織の損傷)が原因で発生します。
筋肉は周囲を線維組織で覆われていて、1つの閉じた区画(コンパートメント)になっています。
損傷を受けた筋肉の腫れが進み、閉じた区画内の腫れがひどくなったり、さらにギプスによる固定などが加わると、筋肉組織の内部の圧力が上昇します。
内圧が上昇すると、筋肉に酸素を供給する血流が減少します。
酸素の欠乏状態が長時間続くと筋肉の損傷がさらに進み、腫れが増大することで、組織にかかる内圧もさらに上昇します。
こうした悪循環により、わずか数時間で筋肉や周囲の軟部組織に不可逆的な損傷や壊死(えし)が起こることがあります。
骨折後に、固定した腕や脚に痛みがあって次第に強くなっていく、固定した腕や脚の指をそっと動かしただけで痛む、腕や脚がしびれるといった症状があれば、コンパートメント症候群が疑われます。
筋肉の内圧の測定結果に基づき、コンパートメント症候群の診断を確定します。
肺塞栓症: 肺塞栓症は通常、血栓(特に脚の深部静脈血栓)が肺に流れてきて肺動脈を突然閉塞させる病気です。
肺塞栓症で最も多いのは、重度の股関節骨折または骨盤骨折の致死的な合併症として発生するケースです。
股関節骨折を起こした人では、
(1)脚の外傷を伴う、
(2)患部を数時間から数日にわたり動かせない状態が続く、
(3)患部周辺の腫れにより静脈の血流が妨げられるなどの理由により、肺塞栓症のリスクが高くなります。
股関節骨折で死亡する人のうち約3分の1は肺塞栓症が原因です。
骨折部位が脚のひざから下の場合は肺塞栓症は発生しにくく、上半身の骨折ではほとんど発症しません。
肺塞栓症は胸痛、せき、息切れなどの症状から疑われます。
胸部X線検査、心電図、各種の画像検査などを行って診断を確定します。
続きます>>
≪高品質健康食品 ≫≫ ≫≫
メタボリックシンドローム≫生活習慣病≫ 豆漢堂
≪奇跡の茸 古くから愛飲される厳選チャーガ茶 ≫
≪奇跡の茸 品質へのこだわり焙煎チャーガ茶 ≫
≪古くから愛飲される高品質のさつまなた豆 ≫≫≫
≪古くから愛飲される高品質肝若奉 ≫カンニャボ≫≫
≪高品質大豆発酵生産物 ≫エコサンテ液≫≫
≪ メタボリックシンドローム≫生活習慣病≫ 豆漢堂≫
2011年7月2日土曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿