2011年8月9日火曜日

手の障害!『手の変形』 続き

びらん性(炎症性)変形性関節症


びらん性(炎症性)変形性関節症は、遺伝性の変形性関節症の1種で、手の関節(特に指先の関節)に腫れや痛みを生じ、嚢胞ができます。


手の変形性関節症には、指先の関節の骨が肥大するもの(ヘバーデン結節)と、指の真ん中の関節の骨が異常増殖するもの(ブシャール結節)があります。


びらん性の変形性関節症では、周囲の組織にも腫れが生じます。


指の付け根や手首の関節は普通、侵されません。


罹患した関節は位置がずれてくることもあります。


変形は、X線画像で確認できます。


関節リウマチとは違って、血液検査での炎症反応(赤血球沈降速度、白血球数)は、重症度に関係なく、普通は正常です。


関節可動域改善訓練を温水中で行うと、痛みが軽減し関節を伸ばしていられるようになります。


変形を予防するために、間欠的にそえ木を使います。


鎮痛薬や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用して痛みと腫れを軽減します。


ときには、重症の関節にステロイド懸濁液を注射して痛みを軽減し、可動域を増やします。


まれですが、変形性関節症が進行して他の治療で効果がなければ、手術で外科的に再建する必要があります。




デュピュイトラン拘縮


デュピュイトラン拘縮(手掌線維腫症)は、手のひら内部の筋膜と呼ばれる線維組織の束が次第に縮んで指が曲がっていき、最終的にはかぎ爪のような手になります。


デュピュイトラン拘縮は遺伝性疾患で、45歳以上の男性に多く発症します。


しかし、遺伝子の異常があっても必ず発症するわけではありません。


世界では2~42%とばらつきがあります。


患者の50%は両手に発症し、片手のみに起こる場合は、右手が左手より2倍多く発症します。


この病気は糖尿病、アルコール依存、てんかんのある人に多く発症します。


また、握りこぶしの上の線維組織の肥厚、勃起機能不全や勃起時の痛みを伴う陰茎内の筋膜の縮小(陰茎線維化症、ペイロニー病)、足の裏の結節(足底線維腫症)などを伴うことがあります。


しかし、手のひらの筋膜の肥厚と屈曲を引き起こす正確なメカニズムはわかっていません。


最初の症状は、手のひらにできる圧痛のある結節です(中指と薬指に最も多くできる)。


結節は、初めは不快感があり、次第に痛みはなくなっていきます。


徐々に指が曲がりはじめ、最終的に手はアーチ状になります(鷲手)。


医師は手の診察でデュピュイトラン拘縮を診断します。


ステロイド懸濁液を結節部に注射すると、圧痛は軽減しますが、病気の進行は止められません。


テーブルの上に手を平らに置けなくなったり、指の曲がりがひどく手の機能が制限されている場合は、手術が必要になります。


筋膜は神経・血管・腱を包んでいるため、発病した筋膜を切除するのは困難です。


デュピュイトラン拘縮は、筋膜の切除が不完全だと手術後に再発することがあります。


若い年齢で発症した人、家族に同病の既往歴のある人、ペイロニー病、足底線維腫症などがある人も自然に再発します。



ばね指とは


ばね指(指の屈筋の腱滑膜炎)は、手の指が曲がったまま動かない状態です。


指を曲げるための腱の1つが炎症を起こして腫れると動かなくなります。


正常なら指の曲げ伸ばしの動作とともに、この腱が周囲のさやの中を前後になめらかに動いています。


ばね指では炎症を起こした腱はさやから出ることはできるので、指を曲げることはできます。


しかし腱の腫れがひどくなると、さやの中に戻るのが難しくなるため、指が伸ばせなくなります。


ばね指は、手の使いすぎ(重い園芸用ばさみの使用など)や、炎症(関節リウマチなど)が原因で起こります。


指を伸ばすには腱の腫れた部分を力ずくでさやに押しこむため、指が伸びたときに、ばねで弾かれたような感じがします。


ときには、炎症を起こした腱鞘内に、コルチコステロイド薬と局所麻酔薬を注射することがあります。


慢性化したばね指の治療には一般に、手術が必要となります。












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