腰痛は、原因と痛みの種類によって、間欠的なものと恒常的なもの;表層的なものと深部のもの;鈍い痛み、ズキズキする痛み、刺すような鋭い痛みなどに分かれます。
腰痛にはいくつかのタイプがあります。
局所的な痛みは、腰の特定の領域だけに起こります。
これは通常挫傷やねんざによります。けがをした部分に突然の痛みを感じます。
局所的な痛みは、姿勢を変えたり軽い運動の後にストレッチを行うと、しばしば痛みが和らぎます。
運動が強すぎたり、じっと動かないでいると、痛みが悪化する傾向があります。
局所的な痛みには、痛みが途切れなく続く場合と、鋭い痛みが間欠的に起こる場合があります。
腰にふれると痛みを感じるでしょう。
痛みを起こす動作を避けて不自然な動き方をすると、筋肉のけいれんを誘発することがあります。
通常この痛みは数日から数週間かけて徐々に解消します。
脊髄神経根の圧迫による痛みは、椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、脊柱管狭窄、パジェット病などによって起こります。
痛みはしばしば非常に重いものを持ち上げた後、数分から数時間以内に起こりますが、自然に起こることもあります。
このタイプでは、鈍い痛みに鋭い痛みが伴う傾向にあり、ときには激しい放散痛がその上に重なります。
どの神経根が圧迫されているかに応じて、体の他の部分にも痛みが広がります。
一般的には痛みは腰から尻へ、さらに圧迫されている側の脚へと広がって座骨神経痛をもたらします。
両脚を伸ばした姿勢で、せきやくしゃみをしたり、いきんだり、体を曲げたりすると鋭い放射性の痛みを誘発します。
椎間板ヘルニアが原因の場合は、長い距離を歩くと痛みがひどくなります。
脊柱管狭窄が原因の場合は、歩くときのように背筋を伸ばすと痛みが悪化し、もたれかかるように脊椎を前方に曲げると和らぎます。
圧迫骨折が原因の場合は、痛みは背中の特定領域に限局して突然に起こり、立ったり歩いたりすると悪化します。
骨折の周辺部位には圧痛があります。
通常、痛みと圧痛は徐々に弱まって、数週間から数カ月後には消えてしまいます。
神経根がひどく圧迫されているときには、痛みに脚の筋力低下やチクチクする感覚を伴い、膀胱と腸管のコントロールが失われることさえあります。
他の臓器に由来して起こる関連痛は、体の奥深くで、比較的広範囲(びまん性)の痛みが持続します。
動作には影響されないのが典型的で、夜間に悪化します。
たとえば、腎臓の感染症では背中の中央よりも脇側に痛みを起こします。
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2011年11月14日月曜日
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