年をとると、
肝臓には多くの構造的な変化や微細な変化が起こります。
年齢とともに、
明るい茶色から暗い茶色へと色が変わり、
次第に小さくなり、
血流量も徐々に減少していきます。
こうした変化はあっても、
肝機能検査の値は通常は正常のまま保たれます。
肝臓がさまざまな物質を代謝する働きは、
年をとるにつれて衰えていきます。
薬の中には、高齢者の体内では若い人ほど
すみやかに代謝されないものがあります。
このため高齢者では薬の効果が強くなりすぎる危険があり、
薬の使用量が適切かどうか注意深くチェックする必要があります。
各種のストレスに対する肝臓の抵抗力も、
年とともに弱まります。
そのため肝臓に有害な物質は、
若い人よりも高齢者に大きなダメージを与えることがあります。
傷ついた肝細胞の修復されるスピードも、
若い人に比べて遅くなります。
胆汁の生成量や流量は年齢とともに減少します。
この変化と関連があるかどうかは不明ですが、
年をとると徐々に胆石ができやすくなります。
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2012年1月18日水曜日
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