海綿静脈洞血栓症
海綿静脈洞血栓症とは、
脳の基底部にある大きい静脈(海綿静脈洞)が詰まった状態をいいます。
多くの場合、副鼻腔の感染症や、
眼の中あるいは鼻の周囲の感染症から細菌が広がったために起こります。
鼻の周囲から眼の縁にかけて生じた感染症では常に慎重な対処が必要です。
海綿静脈洞血栓症の症状としては眼球の突出、
ひどい頭痛、眠気や昏睡、けいれん、高熱、
特定の部位の感覚異常や筋肉の脱力などがあります。
原因菌を特定するため、血液、のどや鼻の粘液、粘膜、
膿を採取し培養して検査します。
副鼻腔や眼、脳のCT検査も行います。
治療には、大量の抗生物質をただちに静脈から投与します。
抗生物質の投与から24時間が経過しても症状に改善がみられない場合は、
手術により副鼻腔の内容物を排出させることもあります。
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2012年4月18日水曜日
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