進行したむし歯の根管治療
>歯に麻酔をかけます。
>ラバーダム(ゴムシートのカバー)を治療する歯の周囲に装着して、治療する歯を口内の細菌による
汚染から守ります。
>奥歯の場合は咀嚼面(ものをかむ面)に、前歯の場合は舌側面に、ドリルで穴を開けます。
>穴の開口部から細い器具を挿入して、歯髄腔から根管内へ入れ、歯髄を完全に除去します。
>開口部から根尖まで、根管をなめらかな壁を持つ円錐形に整えます。
>形成された根管に充てん材を詰めてふさぎます。
審美歯科によってつくられる美しいほほ笑み
審美歯科治療によって、口元の外見を劇的に改善することができます。
審美歯科治療は、矯正治療のように時間がかからず、またクラウンやブリッジによる補てつのように歯を削り取ることもありません。
ボンディング:歯を最小限に削って形を整え(形成)、歯の色をした修復材を歯(天然歯)に接着する方法をいいます。
ボンディング法は、折れたり欠けたりした歯の修復、歯と歯のすき間をふさぐ治療、歯のシェード(色調)、色、形を整えるために歯の一部を覆う治療などに、従来から用いられています。
まず弱酸性溶液で歯の表面(歯面)をきれいにして、歯面にわざと少し凹凸を作りますが、これは、コンポジットレジンと呼ばれる特殊な合成樹脂でできた歯の色をしたレジンを、歯面にしっかり接着させるために行われる処理です。
ボンディング法により、歯質を大きく削り取らずに歯を美しく変貌させることができます。
ポーセレンベニア:ボンディング法とよく似ていますが、この方法では、歯の変色や変形の修復材としてコンポジットレジンではなく、歯の色をしたポーセレン(陶材)が用いられます。
治療には2回の通院が必要です。
歯を削って形を整えた後に印象を採り、それを基にポーセレンベニアが歯科技工室で製作されます。
次に製作されたベニアを、薄いレジンセメントで歯に接着します。
漂白:歯を白くする治療は、歯の色を明るくするために行われます。
その人のもともとの歯の色によって、漂白効果に違いが生じます。家庭で使われる多くの歯科用漂白剤には、過酸化水素ゲルが含まれています。
このゲルを、各人の歯の形に合わせて製作されたマウスピース型のトレイに入れて歯に装着します。
装着する時間は、漂白剤の濃度に応じて2~4週間、1日に2~3時間程度、ときには就寝中も装着します。
診療室で行う場合はより短時間で行われます。
漂白で最もよくみられる副作用は歯の知覚過敏です。なお、むし歯、一部の薬や病気による副作用、歯の
失活(歯が死んでしまった状態になること)などによって、歯に黒ずみや変色が生じている場合は漂白効果は期待できません。
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2012年5月4日金曜日
歯の病気!『むし歯』 Ⅴ
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