転換性障害 症状 診断
転換性障害の症状は神経系の機能不全を示唆するものに限られ、
たいていは腕や脚が麻痺(まひ)したり、
あるいは体の一部で感覚が鈍くなります。
このほか偽発作や、
視覚や聴覚など特定の感覚が低下するといった症状がみられます。
症状は多くの場合、
社会的または精神的につらい出来事が引き金になって発症します。
生涯で1回しか発症しない場合もあれば、
散発的にときどき起こる場合もあります。
1回ごとの症状は普通は短期間しか続かず、
入院した場合でもたいていは2週間以内に良くなります。
ただし入院した人の20~25%が1年以内に再発し、
症状が慢性化する場合もあります。
患者は身体疾患が症状の原因だと思いこみ、
心理療法士の診察は受けたがらないため、
初めは診断の確定に困難を伴う傾向があります。
症状の原因となる体の異常が本当にないと確認できるまでは、
十分な注意が必要です。
さまざまな診察や検査を行っても症状の十分な
説明になるような体の異常が発見されなかった場合に、
初めて転換性障害との診断が考慮されることになります。
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2012年5月29日火曜日
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