身体醜形障害
身体醜形(しんたいしゅうけい)障害では、
自分の外見に欠点があるという思いこみに過度にとらわれた結果、
深く悩んだり機能障害が生じたりします。
身体醜形障害の人は、実際には欠陥はまったくないか、
あったとしてもごくわずかであるにもかかわらず、
自分の外見に欠陥があると思いこんでいます。
青年期に発症することが多く、発症率に男女差はないようです。
身体醜形障害 症状
症状は徐々に生じる場合もあれば、突然発症することもあります。
症状の激しさには個人差がありますが、
治療しないと長びく傾向があります。
最も多い悩みは顔や頭に関するものですが、
これ以外の部位の場合もあり、
悩みのある部位が変わることもあります。
たとえば、髪が薄くなってきたことや、にきび、しわ、
傷あと、肌の色、顔の毛深さなどが悩みの種となります。
また、鼻、目、耳、口、胸、
尻といった体の部分の形や大きさで悩む人もいます。
がっちりした体格の若い男性が、自分の体は貧弱だと思いこみ、
体重と筋肉をつけようと取りつかれたように必死になる場合もあります。
多くの場合、
身体醜形障害の人は自分の思いこみから逃れることができず、
毎日何時間も外見について思い悩みます。
多くの人は頻繁に鏡で自分の姿を見ますが、
逆に一切鏡を見ようとしない人もいます。
また、これらの両極端な行動を交互に繰り返す人もいます。
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2012年5月30日水曜日
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