発性硬化性胆管炎 経過 治療
原発性胆汁性肝硬変の進行はさまざまです。
初期に無症状の人の多くは2〜7年後に症状が現れますが、
中には症状がないまま10〜15年間も経過する場合があります。
その一方で、
3〜5年の間に急速に悪化することもあります。
病気が進行すると重度の肝硬変になります。
黄疸がある場合、
経過の見通しは悪くなります。
この病気の治療法は確立されていません。
かゆみを抑えるためコレスチラミンという薬が使われます。
カルシウムやビタミンA、D、K
を水溶性製剤として補給することも必要です。
これらの脂溶性の栄養素は、
胆汁が不十分だと、
そのままの形では腸からうまく吸収できないためです。
ウルソデオキシコール酸という薬は病気の進行を多少遅らせる効果があり、
一般に副作用も穏やかです。
病気が進行した人では、
肝移植が最善の治療法となります。
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