2015年5月19日火曜日
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十二指腸とは小腸の最初の部分です。
食べものは、幽門括約筋でできている幽門を通って、
小腸が消化できるよう少しずつ十二指腸に送られます。
食べものがたまっているときには、
十二指腸は食べものを送らないように胃に合図を送ります。
十二指腸には、膵臓から分泌される膵酵素と、
肝臓と胆嚢から分泌される胆汁が、
オディ括約筋と呼ばれる開口部を通って流れこみます。
この2種類の消化液は消化と吸収を助ける重要な働きをしています。
ぜん動も、
食べものをもみ動かして分泌液と混合させることによって
消化吸収を促進します。
十二指腸の始まりから約5〜8センチメートルの
部分は内面がなめらかですが、
それより先の内面には輪状ひだや小さな突起
(絨毛[じゅうもう])、
さらに小さな突起(微絨毛)があります。
この絨毛と微絨毛によって内面の表面積が大きくなっているため、
十二指腸はより多くの栄養素を吸収できるのです。
十二指腸より先の小腸の部分は、
空腸と回腸と呼ばれます。
この2つの部分は、
主に脂質やその他の栄養素の吸収を行っています。
空腸と回腸は内容物をもみ動かす働きがあり、
また輪状ひだ、絨毛、微絨毛によって
内側の表面積が広くなっています。
このことは栄養素の吸収を容易にしています。
小腸壁には血管が豊富にあり、
門脈を通して栄養を肝臓に運んでいます。
小腸壁は、小腸の内容物をなめらかにするための粘液と、
消化された食物片を溶解するための水分を分泌します。
タンパク質、糖質、脂質を消化する酵素も少量分泌されます。
小腸の内容物の硬さは、
小腸を通過するにつれて変化していきます。
十二指腸では、膵臓の酵素と胆汁で薄められて、
強い酸である胃酸が弱められます。
続いて小腸下部を通過するとき、水分、粘液、胆汁、
膵臓の酵素と混合されて水っぽい状態になります。
最終的には、栄養の大部分と水分が小腸で吸収され、
内容物は約1リットルの水分を含んだ状態で大腸へと送られます。
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短鎖脂肪酸の働き
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大腸の持続性収縮の維持。
粘膜細胞の増殖維持。
消化管運動の改善(蠕動運動を活発にする)。
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