2012年6月14日木曜日

うつ病・躁病!『うつ病』 Ⅳ

うつ病  症状

症状はおおよそ数日から数週間にわたって徐々に発生し、


うつ病のタイプによってさまざまな症状がみられます。


たとえば、うつ病になりかけているときには動作が鈍く悲しげに見えたり、


怒りっぽく不安そうな様子になったりします。


内にこもり、ほとんど口をきかず、食べなくなり、


ほとんど眠らなくなる場合は、


医学的には植物症状と呼ばれる状態になっています。


それとは逆に、不安そうでおびえた様子(特に夜間に)


を示す人が食欲旺盛になって体重が増加し、


最初は眠れなかったのが長時間眠るようになる場合を、非定型うつ病といいます。


このほか、きわめて落ち着きのない動作


(両手をもみながら絶え間なく話し続けるなど)


を伴う激越性うつ病と呼ばれる状態もみられます。


うつ病になっている人の多くは、悲しみ、喜び、


楽しさといった感情を普通の形で感じることができません。


極端な場合には世界が色を失い、生命がなく死んだように感じられます。


思考、話し方、動きが鈍くなり、自発的な行動を一切しなくなります。


また、強い罪悪感や自己否定の考えにとらわれ、


ものごとに集中できなくなることもあります。


絶望感、孤独感、自尊心の低下が生じます。


またしばしば、優柔不断になって引きこもり、次第に無力感と失望感を覚え、


死や自殺を考えるようになります。


睡眠障害もよくみられます。


うつ病の人の大半は寝つきが悪く、


特に明け方などに何度も目を覚まします。


性的な欲求や快感が失われることもよくあります。


食欲不振から体重が減少してやせたり、


女性の場合は月経が止まることがあります。


ただし、軽度のうつ病では過食と体重増加もよくみられます。


うつ病の中には症状は軽い半面、数年間、


場合によっては数十年間も続く場合があります。


このタイプのうつ病は気分変調症と呼ばれ、若いうちに発症することが多く、


顕著な人格の変化を伴います。


気分変調症の人には、陰気、悲観的、きまじめ、ものごとを楽しめない、


消極的、無気力、内向的、懐疑的、過度に批判的、不平不満が多い、


自己批判的、自分を責めてばかりいるといった特徴があります。


また、自分の欠点、失敗、いやな出来事などが常に頭の中を占めていて、


中には自分の失敗を病的に楽しむようなケースもあります。


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2012年6月12日火曜日

うつ病・躁病!『うつ病』 Ⅲ

うつ病 原因 続き

うつ病は、さまざまな体の不調を伴います。また、

体の病気や障害がもとでうつ病になることもあります。

身体疾患がうつ病の直接的な原因となる場合

(甲状腺の病気がホルモン量に影響してうつ病を誘発するなど)と、

間接的な原因となる場合(

関節リウマチの痛みや障害がもとでうつ病になるなど)があります。

体の障害からうつ病になる場合は、

しばしば直接的原因と間接的原因の両方があります。

たとえばエイズの場合、

原因となるヒト免疫不全ウイルス(HIV)が脳に損傷を生じて

直接的にうつ病を引き起こすこともありますが、

エイズがその人の人生全般にマイナスの影響を及ぼすために

間接的にうつ病が生じることもあります。

処方薬が原因でうつ病になる場合もあります。

クッシング症候群のように体内でコルチコステロイド(副腎皮質ホルモン)

が大量に分泌される病気では、理由は不明ですが、

このステロイドが原因でしばしばうつ病が引き起こされます。

これに対し、処方されたコルチコステロイド薬の使用は軽い躁状態や、

まれに躁病を引き起こすことがあります。

一部の不安障害、アルコール依存症、

薬物などの乱用による障害、

統合失調症などさまざまな精神障害もうつ病の素因となります。
























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うつ病・躁病!『うつ病』 Ⅱ

うつ病 原因

うつ病の原因としては、家系(遺伝性)、


薬の副作用、つらい出来事(特に喪失にかかわること)など、


さまざまな要因が考えられます。


しかし、一般に思われているのとは異なり、


うつ病は必ずしも人格障害や、小児期のトラウマ体験、親の育て方、


性格的な弱さなどを反映しているわけではありません。


うつ病は特に大きなストレスがなくても発症したり、


悪化したりすることがあります。


一生の間にうつ病になるかどうかに、


社会的階層、人種、文化は関係していないようですが、


性別は関係していると考えられています。


女性がうつ病になる割合は男性の2倍ですが、


その理由は完全にはわかっていません。


身体的な要因のうち、最も大きく関係しているのがホルモンです。


月経前や出産後にはホルモン量が変化して感情の起伏が激しくなるなど、


女性特有のホルモンの働きがかかわっている可能性があります。


同様に、経口避妊薬やホルモン(エストロゲン)補充療法が


気分の変動を生じさせることもあります。


甲状腺機能の異常は女性によくみられますが、


これもうつ病の一因と考えられます。

一過性のうつ病とは、特定の休日、


愛する人の命日など大切な意味のある記念日、


月経前(月経前不快気分障害)、


出産後2週間(産後うつ病)などにみられる一時的な抑うつ状態をいいます。


これらの反応自体は正常ですが、うつ病の素因が強い人では、


こうした時期に重症化する場合があります。


特別にこれといった原因がなく抑うつが生じる場合をメランコリー型


といいます(以前は内因性うつ病と呼ばれていた状態)。


ただし、うつ病による影響や治療法はいずれのタイプでもほぼ同様なので、


こうした区別はさほど重要ではありません。


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うつ病・躁病!『うつ病』

うつ病


うつ病は強い悲しみを感じている状態で、


大切な人を失った直後など悲しい出来事の後に生じますが、


悲しみの程度がその出来事とは不釣り合いに強く、


長期にわたり持続する場合をいいます。


うつ病は、不安に次いでよくみられる精神障害です。


何か体の病気があると思って医師を受診した人の約10%が、


実はうつ病と診断されています。


うつ病になる人は主に20~40代ですが、


どの年齢でも発症します。


うつ病は小児期や青年期に発症することもよくあります。


20世紀後半に生まれた世代の人は、


それより前の世代に比べてうつ病の罹患率や自殺率が高く、


薬物などの乱用がその一因となっています。


いったん起きた抑うつは、


治療しないで放置すると通常6カ月ほど続き、


ときには2年以上続くケースもあります。


抑うつ状態は一般に、生涯に何回か再発する傾向があります。


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2012年6月11日月曜日

うつ病・躁(そう)病!

うつ病・躁病


うつ病と躁(そう)病は気分障害の両極にあたる状態です。


精神障害のうち、長期間にわたり悲しみで過度に気持ちがふさぎこむ(うつ病)、


または喜びで過度に気持ちが高揚する(躁病)といった情動的な障害を気分障害といいます。


気分障害は感情障害とも呼ばれます。


感情とは、顔の表情やしぐさによって示される心の状態を意味します。


悲しみや喜びは日常生活で普通に経験する感情で、


これらは気分障害の特徴である抑うつや躁状態とは異なります。


悲しみは、喪失、敗北、失望、心の傷(トラウマ)、


破局などに対する自然な反応です。


悲しむことで、いやな状況や不快な状況を回避することができ、


そのことが回復を助けるため、心理的には有益なことです。


愛する人の死、離婚、失恋など、


何らかの喪失や離別に直面した人が嘆き悲しむのは、


最も一般的で自然な反応です。


ただし死別や喪失も、気分障害の傾向がある人を除いて、


多くの場合には日常生活に支障を来すほど抑うつ状態が長引くことはありません。


通常は成功や達成によってもたらされる喜びや高揚感が、


抑うつに対する自己防衛として、


あるいは喪失の痛みを打ち消すために現れる場合があります。


たとえば死を目前にした人が一時的に意気揚々としたり、


落ち着かない行動を示すことがあります。


また、大切な人を失ったばかりの人が、悲しむのでなく、


高揚してはしゃぐことがあります。


気分障害の傾向がある人の場合、


このような反応は躁病の前兆と考えられます。


気持ちの落ちこみまたは高揚が過度に強く、


起きた出来事から考えても長びきすぎていると思われる場合は、


うつ病または躁病と診断されます。


正常な感情反応とは異なり、うつ病と躁病は身体機能を損ない、


社会生活や仕事の上でも大きな支障をもたらします。


専門的な治療を必要とするほど重度のうつ病を経験します。


そのうち3分の1は慢性のうつ病で、残りの大半は、


正常な気分の状態の間に散発的に抑うつがみられる反復性のうつ病です。


慢性と反復性のいずれも、うつ病だけの場合は単極性と呼ばれます。


躁うつ病と呼ばれる双極性の障害が人口の2%近くにみられ、


抑うつと躁状態(または軽躁状態と呼ばれる軽い躁状態)が交互に現れます。


抑うつ状態がない躁病の場合も単極性と呼ばれますが、非常にまれです。
























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2012年6月9日土曜日

不安障害!『心的外傷後ストレス障害』 Ⅲ

心的外傷後ストレス障害 治療


心的外傷後ストレス障害の治療には、


心理療法(暴露療法を含む)と薬物療法があります。


トラウマ体験には強い不安が結びついていることが多いため、


支持的な心理療法が特に重要な役割を果たします。


心理療法士は本人の受けた心の痛みに率直に感情移入し、


共感と理解を示します。


たとえば、


あれほどの体験にそのような反応を示すのは当然のことだといって安心させる一方で、


本人を励ましてトラウマの記憶に向き合わせます(暴露療法などの方法を使用)。


不安をコントロールする方法を習得することで、


つらい記憶を調整しながら受け入れられるようになります。


洞察指向的精神療法は、


罪悪感をもつ人自身が自分を責めずにいられない理由を理解し、


罪悪感から解放されるために役立ちます。


抗うつ薬、特に選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、


三環系抗うつ薬、モノアミン酸化酵素(MAO)阻害薬が効く場合があります。


慢性化した心的外傷後ストレス障害は、


なかなか消えない場合もありますが、


治療しなくても時とともに弱まってくることがよくあります。


その一方で、重度の障害が持続する人もいます。
























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不安障害!『心的外傷後ストレス障害』 Ⅱ

心的外傷後ストレス障害では、


心の傷となった出来事の情景が悪夢やフラッシュバックという形で繰り返し脳裏によみがえります。


また、


そのときのことを思い出させる出来事や状況にさらされると、


強烈な恐怖心がわき上がってきます。


たとえば、


その出来事が起きた日が再びめぐって来る、


強盗にピストルで殴られる体験をした人が銃を見る、


おぼれかかった体験をした後に小さなボートに乗るといったことが、


記憶をよみがえらせるきっかけになります。


本人は、


心の傷となった出来事を思い出させるものをひたすら避けます。


トラウマ体験について考えたり感じたり話したりすることを避けようとし、


それを思い出させる行動、状況、人物も避けようとします。


回避的行為は、


トラウマ体験の中の特定部分の記憶喪失(健忘)という形でも現れます。


感情の麻痺(まひ)、無感情、


覚醒亢進(かくせいこうしん)の症状(眠れない、


ささいなことですぐにぎょっとするなど)が生じます。


うつ病の症状もよくみられ、


以前は楽しんでいたことに関心を示さなくなります。


罪悪感もよくみられる症状です。


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