性器いぼは、体の表面の温かく湿った所にできます。
男性では陰茎の上、特に包皮の下(切開されていない場合)にできやすく、
女性では、外陰部、腟壁、子宮頸部、腟周辺の皮膚によくできます。
肛門性交を行う人では特に、肛門の周囲や直腸の中にもできます。
いぼによる症状はないことが多いですが、ときどき焼けるような痛みが出る人もいます。
いぼは通常、パピローマウイルスに感染してから1〜6カ月後に現れますが、
初めは軟らかく湿った小さなふくらみができ、ピンクまたは赤色をしています。
これらは急速に大きくなり、表面はでこぼこで不規則になり、
細い茎の上にのって皮膚から伸びてくることもあります。
いぼは同じところに多発することが多く、
表面がでこぼこしているので小さなカリフラワーのようにみえます。
妊婦、免疫機能が低下している人(たとえば、エイズ患者や免疫抑制薬を使用している人)、
皮膚に炎症がある人では、いぼの成長が非常に早くなります。
性器いぼは普通、その外観から診断できます。
通常と異なる外観のいぼや治りの悪いいぼは外科的に切除し、
顕微鏡で調べて癌によるものでないことを確かめます。
子宮頸部にいぼがある女性は、
定期的にパパニコロー(パップスメア)検査(子宮頸部の細胞診)を行い、
癌を早期の段階で発見することが非常に重要です。
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2011年2月27日日曜日
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