口周囲皮膚炎
口周囲皮膚炎(こうしゅういひふえん)は口の周囲やあごにできる、赤色で凹凸を伴う発疹です。
この病気の原因はわかっていませんが、主に20〜60歳の女性に発症します。
治療は、テトラサイクリンなどの抗生物質を内服します。
抗生物質を服用しても発疹が消えず、病状が重い場合は、にきび用の薬であるイソトレチノインが効くことがあります。
ステロイド薬や一部の油性の化粧品、特に保湿剤を使うと、病状が悪化する傾向がみられます。
汗疱
汗疱(かんぽう)とは、かゆみを伴う水疱が手のひらや指の横にできるのが特徴の慢性皮膚炎です。足の裏にできることもあります。
汗疱は、異常な汗による発汗障害と呼ばれることがありますが、実際にはこの病気と汗は関係ありません。
汗疱の原因はわかっていませんが、要因としてストレスの影響、および、ニッケル、クロミウム、コバルトなどを体内に取りこんだことが影響している場合があります。
思春期や若年の成人に多くみられます。
水疱はうろこ状で赤く、じくじくしていることが多くみられます。
この病気は突然発症して2〜3週間続きます。そのままにしておくと数週間で消えます。
過マンガン酸カリウムか酢酸アルミニウム(ブロー液)に浸した湿布をすると、水疱を消す効果があります。
かゆみと炎症を抑えるには、効き目の強い局所用ステロイド薬が役立ちます。
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