2011年2月28日月曜日

刀豆(なたまめ)

生薬名・漢名 刀豆(なたまめ)


性状 アジア、アフリカの熱帯地方原産。畑で栽培される、一年生のつる性草本です。


 葉は有柄の大型の3小葉からなり、淡紫色または白色の花には、まばらで短い柄があります。


 後に生じる大型で扁平な、なた状の莢果(きょうか)は長さ約10~30㎝、直径3~5㎝に成長します。


 短細毛に被われ、縁には隆起した脊稜があり、先端は鉤状に湾曲し、中には白味がかった赤色の種子が10~14粒できます。


薬用部位 豆・サヤ


主薬効  口の中の腫物(のどの腫れ・口内炎)・痔ろう・歯槽膿漏・蓄膿症・皮膚病・便秘・下痢・腹痛・病後の衰弱(滋養)・肺結核・去痰・鎮咳・咽喉カタル・咳どめ・声がれなど。


解説  ナタマメは、わが国に、江戸時代の初めごろに渡来しました。


1697年に出版された『農業全書』で、「刀豆」をナタマメとして記載されています。


 『本朝食鑑』でも「わが国では刀の字をなたと読む。


木を伐る刀をなたと言うが、それがこの豆の形に似ているので、名づけるのであろうか」と。


また『草木図説』には、「…ソノ未熟ノ者ハ莢ヲ連ネテ食フ……」と解説しています。


 原産はアジアの熱帯で、中国南部からインド、東南アジアなど温暖な地域で栽培されています。


 ナタマメ属の一種のハマナタマメは関東地方以西の本州、


四国、九州、沖縄などの海岸に自生しています。

 茎がのぴて砂地をはい、ほかのものに巻きついたりします。


西インド諸島原産のタチナタマメは1mほどまっすぐにのぴて成長します。


日本でも暖かい地方でまれに栽培されています。








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