鼻たけは副鼻腔の入り口付近にできやすく、
涙のしずくのような形で、
皮をむいた種なしブドウに似ています。
腸や膀胱のポリープとは異なり、
+
鼻たけは腫瘍ではなく、
癌の危険性を示すものでもありません。
単に炎症によって生じる変化ですが、
鼻たけができやすい家系もあります。
癌でないことを確認するために、
ポリープ部分の生検を行います。
鼻たけは感染症に伴って生じ、
感染が治まれば消失する場合と、
じわじわと発現していつまでも消えない場合とがあります。
多くの人は鼻の中にポリープができたことに気づきませんが、
鼻の充血、
鼻づまり、
鼻水、
慢性感染などの症状が生じることもあります。
鼻たけがある人は、
アスピリンや他の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
に対して重いアレルギーを示すことがあります。また、
しばしば喘息(ぜんそく)にもなります。
鼻たけは、ステロイドのスプレー式点鼻薬か錠剤を使うことで、
収縮または消失します。
鼻たけによって空気の通り道がふさがれていたり、
副鼻腔からの排液が阻害されて副鼻腔炎が頻発する場合は、
内視鏡手術もしくはステロイド薬の内服が必要です。
原因である刺激物を避けられない場合や、
アレルギーや感染を抑えられない場合には、
鼻たけはしばしば再発します。
ステロイドのエアロゾルスプレー剤には、
再発を遅らせたり防止する効果があります。
ただし、
この場合も定期的に内視鏡検査を受け、
持続する、
あるいは再発したポリープと
その症状について医師に調べてもらう必要があります。
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2011年2月26日土曜日
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