ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群 症状
症状としては、まず、
かさぶたで覆われた感染部分が正常な皮膚の中にでき、
膿痂疹のように見えます。
新生児ではおむつをあてる部位や、へその周囲に発症します。
成人は、体のどの部分でも発症する可能性があります。
感染した日のうちに、
かさぶたのできた感染部分の周囲が鮮やかな赤い色に変わります。
こうなった部分は痛みを伴います。
最初に感染した場所から離れた部分の
皮膚が広い範囲にわたって赤くなり、
そこにすぐに破れる水疱ができます。
さらにその後、表皮がはがれてきます。
わずかに触れたり、そっと押したりしただけではがれ、
かなり大きくむけてしまうこともあります。
その後1〜2日の間に症状は皮膚表面全体に広がり、
発熱、寒気、衰弱がみられ、非常に具合が悪くなります。
体を保護するバリアである皮膚がはがれるため、
その他の細菌や感染症を起こす生物が体内に侵入しやすくなり、
重複感染と呼ばれる状態を引き起こします。
皮膚がはがれたところから体液がにじみ出たり
蒸発したりするので多量の体液が失われ、
脱水症状を起こします。
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