2011年4月12日火曜日

消化器の病気 『消化性の病気 -胃腸炎』 

胃腸炎とは、通常は微生物による感染症や毒性の化学物質の摂取によって起こる胃腸疾患です。


胃腸炎では下痢が起こりますが、その程度は軽症から重症までさまざまです。


また、食欲不振、吐き気、嘔吐、けいれん痛、腹部不快感などの症状も伴います。


普通、健康な成人では症状が軽く、不快感と多少の体調不良が起こるだけですが、


病気で衰弱している人や、若年者、高齢者では、脱水症(水分バランス: 脱水を参照)が起きたり、


体液の電解質バランスが崩れたり(ミネラルと電解質: はじめにを参照)して命にかかわることがあります。


胃腸炎 原因


胃腸炎を起こす細菌の中には人から人へと広がるものがあり、特に、下痢をした人が排便後によく手を洗わないと感染しやすくなります。


また、感染した人の便で汚染された食べものや飲料水から感染が広がることもあります。


広がる対象は1人のこともあれば大勢の場合もあり、この場合、大勢の人が突然発症することを流行といいます。


種類にかかわらずほとんどすべての食品は、加熱や殺菌が不十分だと細菌で汚染されて胃腸炎の原因になります。


ときには、泳いだ池の水が動物の便で汚染されていたり、プールの水が他の人の便で汚染されていたなど、汚染された水を予想外の状況で飲んで感染することもあります。


また、その他の感染経路として、感染性の微生物を保有している動物に接触して胃腸炎を起こすことがあります。


細菌の種類によっては、腸壁の細胞から電解質と水を分泌させるような毒素を産生するものがあります。


コレラ菌が産生する毒素がその例で、コレラの主症状である水様性の下痢を起こします。


コレラ菌以外のビブリオ属の菌は生の貝類に含まれていることが多く、コレラ同様の下痢を起こしますがその症状は幾分軽くてすみます。


大腸菌はありふれた細菌ですが、その毒素によって旅行者下痢症や病院の乳児室での集団下痢を起こすことがあります。


大腸菌やカンピロバクター属、赤痢菌属、サルモネラ属の細菌のうち一部の種は、腸の粘膜に侵入する性質をもっています。


粘膜に入りこんだこれらの菌は、細胞を破壊して小さな傷(潰瘍[かいよう])をつくります。


その傷から出血が起きたり、タンパク質や電解質、水分を含む体液が大量に漏れ出ることになります。


細菌のほかにも、ロタウイルス、ノーウォークウイルスなど胃腸炎を起こすウイルスが数種類あります。


冬季に気候が温暖な地域で起こる下痢は、原因の大半がロタウイルスで、乳児や幼児では症状が重く入院が必要になります。


腸に寄生する一部の寄生虫、特にランブル鞭毛虫(べんもうちゅう)は腸粘膜に取りついたり侵入したりする寄生虫で、吐き気、嘔吐、下痢、全身の体調不良を引き起こします。


ランブル鞭毛虫の感染症はジアルジア症と呼ばれ、寒い地域に多い傾向がありますが、世界中のどの地域でもみられます。


この感染症が慢性化すると、栄養を体内に十分吸収できない状態が続きます。


これを吸収不全症候群といいます。その他の腸の寄生虫にはクリプトスポリジウムがあり、これは水様性の下痢を起こします。


ときに腹部のけいれん痛や、吐き気、嘔吐も伴います。


この寄生虫による感染症はクリプトスポリジウム症と呼ばれ、健康な人では症状は軽度ですが、免疫力が低下した人では重症になることがあり、ときには命にかかわります。


ランブル鞭毛虫もクリプトスポリジウムも、ほとんどの場合、汚染された水を飲むことによって感染します。


胃腸炎は、毒性のある化学物質を摂取することによっても起こります。


この場合は感染による胃腸炎ではありません。


毒性のある化学物質は、毒キノコなどの植物や特定の魚介類に含まれています。


また、ヒ素、鉛、水銀、カドミウムなどの化学物質で汚染された水や食べものを摂取したときにも胃腸炎が起こります。


かんきつ類やトマトなどの酸性食品を大量に摂取すると胃腸炎を起こす人もいます。



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