シガテラ中毒の原因となる魚は400種類以上あり、生息範囲もフロリダの岩礁、西インド諸島、太平洋にまで及びます。
毒素は、海の微生物である特定の渦鞭毛(うずべんもう)藻類によって産生されます。
魚がこの微生物を食べることにより、魚の体内に毒素が蓄積されます。
大きく成長した魚は小さな幼魚より毒を多く含んでいます。
毒素は魚の味には影響を与えません。現在のところ、この毒素を破壊できるような調理方法はありません。
初期症状は腹部のけいれん痛、吐き気、嘔吐、下痢で、食後2〜8時間で起こり、6〜17時間続きます。
その後、かゆみ、チクチクする感覚、頭痛、筋肉痛、交互に起こるのぼせと寒気、顔面痛などが起こります。
こうした感覚異常が数カ月間にわたって続き、日常生活に差し支えることがあります。
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