腹膜炎 診断
診断は急を要します。
あお向けと立位のX線検査をして、
腹腔内に遊離ガスが認められれば、
消化管が穿孔している可能性があります。
場合によっては腹腔穿刺で膿を採取し、
感染臓器を特定し、原因菌を同定します。
これによって適切な抗生物質を選択します。
腹腔穿刺は比較的簡単で、
患者がベッドで起き上がっていても横になっていても行えます。
しかし最も信頼できる診断法は試験開腹です。
腹膜炎 治療
虫垂炎、消化性潰瘍の穿孔、憩室炎の可能性があれば、
ただちに試験開腹を行います。
急性膵炎、女性の骨盤内臓器の炎症性疾患、
突発性腹膜炎が原因と考えられれば、緊急手術は行われません。
しばしばいくつかの抗生物質が一度に投与されます。
またチューブを鼻から胃または腸へ入れて、たまっている水やガスを出します。
失った水分と電解質は静脈からの投与で補給します。
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2011年5月30日月曜日
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