2011年5月4日水曜日

消化器の病気 『抗生物質・・大腸炎 続き』

診断

抗生物質起因性大腸炎の診断は、

便のサンプルからクロストリジウム‐ディフィシルの産生する毒素が同定されると確定します。

この毒素は軽症の抗生物質起因性大腸炎の約20%にみられ、

重症では90%以上にみられます。

毒素の検出には、便サンプルを2?3回採取することが必要な場合もあります。

S状結腸鏡(硬い、あるいは柔軟な観察用のチューブ)で


大腸下部(S状結腸)の炎症を観察することでも、抗生物質による大腸炎は診断できます。

病変部がS状結腸鏡が届く範囲より上にある場合は、

大腸内視鏡(より長い柔軟な観察用チューブ)を使って大腸全体を検査します。

しかし、これらの検査法は普通は必要ありません。





治療

抗生物質による大腸炎で、服用中に下痢が起こる場合は、その抗生物質がどうしても必要でない限り、

ただちに服用を中止します。

ジフェノキシレートなど腸の運動を遅くさせる薬は、病気の原因である毒素を大腸内にとどめ、

大腸炎を長びかせることになるので服用を避けます。

合併症がない場合は、抗生物質の服用中止後10?12日で症状は自然に治ります。

この場合、特に治療の必要はありません。

しかし、軽度の症状が続く場合は、毒素と結合して吸着するコレスチラミンがおそらく有効です。

より重症の大腸炎には、抗生物質のメトロニダゾールがクロストリジウム‐ディフィシルに有効です。

バンコマイシンは最も重症なケースや薬に耐性がある場合のために取っておきます。

この病気の患者の20%は再発し、抗生物質による治療が繰り返されます。

下痢が繰り返し起こる場合は、抗生物質療法を延長する必要があります。

乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)の製剤を経口投与したり、バクテロイデスを直腸から投与して、

腸内細菌のバランスを戻そうとする治療もありますが、これは標準的な治療ではありません。

抗生物質に起因する大腸炎は、まれに重症化することがあり、この場合は入院して点滴で水分と、

ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどの電解質を補います。

ときに輸血を必要とすることがあります。


ときには、救命のために一時的な回腸造瘻術(小腸と腹壁の開口部を手術でつなぎ、


大腸と直腸から便を迂回させる)や、大腸の切除が必要になることもあります。










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