2011年9月8日木曜日

脳、脊髄、神経の病気の診断!『診察』 ②

精神状態の検査: 注意力;見当識(時間、場所、人を認識する能力);記憶力;さまざまな知的能力(抽象的に考える、指示に従う、言葉を使う、数学の問題を解くなど)について検査します。


これらを評価するには一連の質問に加えて、ものの名前を言う、短いリストの内容を思い出す、文章を書く、図形を書き写すなどの作業課題を行います。


患者の回答を記録し、正確に点数化します。また、その人の気分の判定も行います。


もしもうつ状態の場合は、医師はそれまでに自殺を考えたことがあるかどうかを尋ねます。



脳神経の検査: 脳に直接つながっている12対の脳神経の機能検査を行います。


どの脳神経の検査を行うかは、疑われる病気により異なります。


たとえば第1脳神経(嗅覚の神経)の検査は筋肉の病気が疑われるときには行いませんが、頭部外傷のケースでは行います。


脳神経は外傷、腫瘍(しゅよう)、感染などの結果、どの部分も損傷する可能性があります。


損傷を受けた部位を正確に特定することが必要です。





運動神経と感覚神経の検査: 運動神経は、脳からの電気信号を脚の筋肉などの随意筋(意図的にコントロールできる筋肉)へ伝えます。


筋力低下や麻痺(まひ)がある場合は、運動神経の損傷が考えられます。


医師は運動神経が刺激しなくなったことによる筋肉の衰え(萎縮[いしゅく])を探し、それから抵抗力に逆らって患者に押したり引いたりしてもらうことにより、さまざまな筋肉の筋力低下を調べます。


感覚神経は、感触、痛み、熱感、冷感、振動、体の各部の位置、ものの形などの情報を脳に伝えています。


異常な感覚または感覚の低下がある場合は、感覚神経の損傷が考えられます。


医師は感覚神経を検査することで、脊髄が損傷を受けた場所を正確に突き止めることができます。


感覚神経は、デルマトーム(皮膚知覚帯)と呼ばれる体の表面の特定領域からの情報を、脊髄の特定部分に伝えるからです。


そのため、体の表面のある領域の感覚が失われているということは、その領域に神経を通わせている脊髄が損傷を受けていることを示唆しています。


体の表面の感覚が失われていないかを調べる検査では、医師は通常患者がしびれ、うずき、痛みなどを訴える部分を集中的に調べます。


まずピンなどを使い、次に(安全ピンの頭などの)とがっていないもので触れ、その感覚の違いがわかるかどうかをチェックします。


また、そっと触れられた感覚や、熱や振動が感じられるかも調べます。


位置感覚をテストするときは、患者に眼を閉じてもらい、指やつま先を上下に動かして、その位置がわかるかどうかを調べます。





反射検査: 反射は、刺激に対して自動的に起こる反応です。


たとえば膝(ひざ)の下にある腱を小さなゴム製のハンマーで軽くたたくと、下肢がびくっと動きます。


この反射経路(反射弓)は、脳が関与しない完結した回路です。


医師が反射を検査するのは、脊髄に向かう感覚神経、脊髄の神経の接続状態、筋肉へ戻る運動神経がすべて正常に機能しているかを調べるためです。


最も一般的な反射検査は、膝の反射と、ひじと足首で同様の反射を診る検査です。


バビンスキー徴候の検査は、鍵などで足の裏の外側の縁を強くこすって、わずかな不快感を起こす検査です。


生後6カ月以下の乳児は別にして、正常なら足指は内向きに曲がります。


足指のうち親指だけが立って他の4本が外側に広がるのは、脳または脊髄に異常がある徴候です。




協調運動、姿勢、歩行の検査: 協調運動テストでは、患者は最初に手を伸ばして人さし指で医師の指に触れ、次に自分の鼻に触れ、さらにこの動作を素早く繰り返します。


この動作は最初は眼を開いて行い、次に眼を閉じたまま行います。


ロンベルク試験では、両足をそろえて静かに直立し、眼を閉じます。


次に、片足をもう片方の前に着地させるようにして、まっすぐ歩いてもらいます。


これらの動作では、運動神経と感覚神経だけでなく脳の機能も調べるものです。


さらに、これ以外の簡単な検査が行われることもあります。





自律神経系の検査: (不随意の)自律神経系は、意識的な努力を必要としない体内の機能を調節しています。


自律神経系に異常があると、立ち上がったときに血圧が下がる(起立性低血圧)、汗が出ないまたは汗の量が少ない、勃起不全などの性的異常を引き起こすことがあります。


医師は座っているときと立ち上がった後の血圧を測るなど、さまざまな検査をします。


脳への血流検査: 血液を脳に運ぶ動脈が異常に狭くなると、血流が減って脳卒中のリスクが高まります。


このリスクは高齢者、高血圧、糖尿病、動脈や心臓の病気などがある人ほど高くなります。


動脈の状態を評価する場合、医師は聴診器を首にあてて、血液が血管の狭くなった場所を通るときに生じる独特の雑音が聞こえないかを調べます。


動脈の狭窄をより正確に評価するためには、カラードップラー超音波検査、磁気共鳴血管造影検査、脳血管造影などが必要になります。









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