2011年10月15日土曜日

頭部外傷!⑤

小児の頭部外傷


頭部外傷の多くは軽症で、小児の場合はほとんどが完全に回復します。


入院した小児の約20人に1人が死亡し、また約10人に1人の割合で中等度から重度の長期に及ぶ合併症が起こります。


頭部外傷が最も多い年齢層は、1歳未満の乳児と15歳以上のティーンエイジャーで、少年の受傷率は少女の2倍にもなります。


重症の頭部外傷は、自動車と自転車の事故によるものが多く、一方、軽症の頭部外傷は、家の中や近所での転倒によって起きています。


高層アパートに住んでいる小児に、高所からの墜落による死亡が多くみられますが、これは防ぐことができるものです。


頭痛は、たとえ軽い頭部外傷でも起こります。


緊急の診察を要するのは、脳機能の悪化を示す症状が起きているときです。


乳児では、頭蓋骨骨折により脳を覆っている膜が突出したままになって、髄液がたまって袋状になる成長骨折が起こります。


この袋は3~6週間かけて生じますが、これにより頭蓋骨骨折が初めて確認できることもあります。


重症の頭部外傷によって脳の発育が障害されると、身体的、知的、精神的な発達が妨げられます。


合併症には、外傷の直前に起きた出来事の記憶を失う(逆行性健忘症)、行動の変化、情緒不安定、睡眠障害、知的能力の低下などがあります。


重症の外傷で24時間以上意識がない場合、その50%は長期の合併症があり、2~5%は重度の身体障害が残ります。


幼い小児、特に乳児では、年長の小児よりも重症の頭部外傷で死亡する危険性が高くなります。


重度の頭部外傷の受傷後1週間の間に、5歳以上の小児の約5%と、5歳未満の約10%にてんかん発作が起こります。


受傷後すぐに発作が始まるケースの方が、7日以上たってから起こるケースよりも、けいれん性疾患が後々まで残る可能性は少なくなります。


重症ですが比較的まれな合併症が、頭蓋内出血と血腫です。


硬膜外血腫が生じると、年少の小児では数分から数時間にわたって徐々に意識が失われる傾向がありますが、一方、成人では症状が遅れて現れます。


頭部外傷の乳児を揺すると、しんとう乳児症候群と呼ばれる状態を引き起こし、眼球の奥に出血する網膜出血をもたらします。


軽い頭部外傷の小児は、ほとんどが帰宅します。


両親には、小児の嘔吐が長びいたり、眠気が増したりしないかを観察するように指示がなされます。


夜は、小児をずっと起こしている必要はありませんが、医師の指示に従って、たとえば2~4時間おきに起こして目覚めるかどうかを確かめる必要があります。


中には入院して様子をみることが必要な場合もあります。


該当するのは、眠気、意識消失(短時間でも)、しびれ、筋力低下、左右の瞳孔の大きさが異なる、けいれん発作、特定のタイプの頭蓋骨骨折(たとえば後頭部の骨折)などです。


小児の頭蓋骨骨折の場合、脳の損傷を示す証拠がなければ必ず入院するとは限りません。


それとは対照的に、乳児の頭蓋骨骨折で、特に陥没骨折の場合は、ほぼ必ず入院して観察します。


また、虐待の疑いがある場合も病院に留めおかれます。












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