手を上げたりほほ笑んだりする体のあらゆる動作は、中枢神経系(脳と脊髄[せきずい])と神経と筋肉の複雑な相互作用によって行われています。
これらのどれに損傷や機能不全が起きても、運動障害が生じます。
損傷や機能不全の種類と発生部位に応じて、さまざまな運動障害が起こります。
たとえば、脳と脊髄の接合部がダメージを受けると、随意運動を行う筋肉の脱力や麻痺(まひ)、過剰反射が起こります。
基底核(脳の奥深く、底の部分に位置する神経細胞の集り)がダメージを受けると、不随意運動が起きたり、動きが小さくなったりしますが、筋力低下や反射異常は起こりません。
また、小脳がダメージを受けると、協調運動障害が起こります。
しゃっくりなどの運動障害は一時的なもので、通常は体にトラブルをもたらすことはありません。
パーキンソン病などは進行性の重症疾患で、歩いたり、話したり、手を使ったり、立ったりできなくなります。
しゃっくり:横隔膜のけいれん
しゃっくりは正式には吃逆(きつぎゃく)といい、だれにでも起こるありふれた状態ですが、れっきとした運動機能障害の1つです。
しゃっくりは横隔膜がけいれんした後、声門が素早く閉じるときに出る音をいいます。
横隔膜は腹部と胸部を仕切っている筋肉で、1回ごとの呼吸を調節しています。
声門は左右の声帯の間の開口部で、声門が閉じると空気が肺に流れこまなくなります。
しゃっくりは、速く深い呼吸(過換気)などによって、血液中の二酸化炭素レベルが下がると起こりやすくなります。
しゃっくりの大半は、明らかな原因がなくても起こります。
しゃっくりが社交的な場で出ることが多いのは、おそらく笑ったり、話したり、食べたり、飲んだりといった動作の相互作用によるためと考えられます。
熱いものや刺激のある飲食物が引き金になることもあります。
さらに少数ながら、より重大な原因として、肺炎や胸部・胃の手術による横隔膜の炎症、腎不全で老廃物がたまることによる血液中の有害物質の増加があります。
まれに、脳腫瘍や脳卒中によって脳の呼吸中枢が障害され、しゃっくりが起こることがあります。
しゃっくりの多くは突然始まり、数秒から数分後には止まります。
しかし、ときには健康な人でも、しゃっくりがなかなか止まらないことがあります。
重大な原因によるしゃっくりは、その原因が治るまで長びく傾向があります。
脳腫瘍や脳卒中によるしゃっくりは非常に止まりにくく、疲労が増大します。
しゃっくりを治す方法として、さまざまな民間療法が知られています。
多くは、血液中の二酸化炭素レベルを増やしてしゃっくりを止めようとする方法です。
息を止めるのが最も単純なしゃっくりの止め方ですが、紙袋(ビニール袋は不可)を口にあてて呼吸するのも、二酸化炭素レベルを増加させる効果があります。
また、水を素早く飲んだり乾燥したパンや砕いた氷を飲みこんだりすると、脳から胃へ走る迷走神経が刺激され、しゃっくりが止まります。
舌をそっと引っぱったり、眼球をそっとこすっても迷走神経を刺激します。
これらの方法は、ほとんどのしゃっくりに効果があります。
長びくしゃっくりで、特に治りにくい原因がある場合は治療が必要です。
さまざまな薬が使用されてきましたが、効果はまちまちです。
使用される薬にはスコポラミン、プロクロルペラジン、クロルプロマジン、バクロフェン、メトクロプラミド、バルプロ酸などがあります。
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2011年10月30日日曜日
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