2011年10月30日日曜日

運動障害!「ミオクローヌス」

ミオクローヌスは、ある筋肉や筋肉群に起きる素速い稲妻のような収縮を指します。


ミオクローヌスの筋収縮は、突然に起こる筋けいれんに似ていますが、始まり方も終わり方もより急速で、瞬間的にしか続きません。


ミオクローヌスは片手の筋肉あるいは上腕、太もも、顔の筋肉群に起こります。


しゃっくりは腹部と胸部の境目にある横隔膜の筋肉だけにミオクローヌスが起きたものです。


ミオクローヌスは多くの筋肉で同時に起こることもあります。


ミオクローヌスは健康な人でも眠りかけたときなどによく起こります。


病的な原因には、肝不全や腎不全などがあります。ミオクローヌスは、心臓の鼓動が突然に止まる心停止後、レボドパやビスマスなどの薬の大量服用後にも起こることがあります。


他の原因には、ある種のけいれん性疾患(進行性ミオクローヌスてんかん)、晩年に起こる変性疾患(アルツハイマー病など)、プリオン病(クロイツフェルト‐ヤコブ病など)、頭部外傷などがあります。


重症の場合はクロナゼパムやバルプロ酸などの抗けいれん薬が有効です。

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