2012年1月5日木曜日

リンパ腫!『ホジキン病』 ②

ホジキン病 診断


感染を起こしていない人に痛みを伴わないリンパ節腫大が数週間続いている場合には、


ホジキン病が疑われます。


発熱、寝汗、体重減少を伴う場合は、ホジキン病の疑いがさらに強まります。


かぜや感染症などでみられる痛みを伴うリンパ節の急な腫れは、ホジキン病の症状ではありません。


別の理由で行ったX線検査やCT検査で、


胸部や腹部の深い位置にあるリンパ節の腫れが偶然見つかることもあります。


血球数や他の血液検査の異常は有力な手がかりとなりますが、診断を確定するには、


腫大したリンパ節の組織を採取し(生検)、


顕微鏡で観察して組織の異常やリード‐シュテルンベルク細胞の有無を調べる必要があります。


リード‐シュテルンベルク細胞は複数の核をもつ大型の癌細胞です。


採取したリンパ節の組織を顕微鏡で調べると、特徴的な形をみることができます。


生検にはさまざまな方法があり、その選択は腫大しているリンパ節の位置と検査に必要な組織の量によって異なります。

ホジキン病とリンパ節の腫大を生じる別の病気(非ホジキンリンパ腫、感染症、


その他の癌)を判別するために、十分な量の組織を採取する必要があります。


十分な量の組織を確実に得るには、切除生検が最も適しています。


これは、小さな切開創からリンパ節の一部を採取する方法です。


腫大したリンパ節が皮膚に近いところにある場合は、


中空の針を直接リンパ節に刺す方法で十分な量の組織を採取できます(針生検)。


腫大したリンパ節が胸部や腹部の深い位置にある場合は、手術が必要になることもあります。









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