出血過剰貧血 治療
大量の出血や急速な失血には、赤血球の輸血が唯一の確実な治療法です。
出血部位を突き止めて止血することも必要です。
速度の遅い失血や少量の失血では、輸血をしなくても、体が赤血球を産生することで貧血が解消されることもあります。
出血による貧血の場合は、赤血球をつくるのに必要な鉄分が失われているため、鉄の補給が必要です。
一般に、錠剤を数カ月間服用します。
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2011年12月5日月曜日
貧 血!『出血過剰貧血』 ②
出血過剰貧血 症状 診断
他の種類の貧血と同様の症状がみられ、その程度は、失われた血液の量によって、軽度から重度までさまざまです。
症状の程度は、血液が失われる速度によっても異なります。
数時間以内に急速に血液が失われた場合は、全血液量の3分の1を失うだけで命にかかわります。
横になった状態から座ったり立ち上がるとめまいを感じる起立性低血圧は、失血が速い場合によくみられる症状です。
失血の速度が遅く、数日から数週間、あるいはそれより長い期間にわたって血液が失われた場合は症状が現れにくく、
血液量の3分の2を失っても、水分を十分に摂っていれば疲労と衰弱がみられる程度だったり、まったく症状がないこともあります。
貧血の症状があり出血がみられる場合には、失血が貧血の原因になっている可能性があります。
出血部位を調べるため、便と尿に血液が混じっていないか検査します。
出血部位を確認するのに、画像診断や内視鏡検査が必要になることもあります。
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症状の程度は、血液が失われる速度によっても異なります。
数時間以内に急速に血液が失われた場合は、全血液量の3分の1を失うだけで命にかかわります。
横になった状態から座ったり立ち上がるとめまいを感じる起立性低血圧は、失血が速い場合によくみられる症状です。
失血の速度が遅く、数日から数週間、あるいはそれより長い期間にわたって血液が失われた場合は症状が現れにくく、
血液量の3分の2を失っても、水分を十分に摂っていれば疲労と衰弱がみられる程度だったり、まったく症状がないこともあります。
貧血の症状があり出血がみられる場合には、失血が貧血の原因になっている可能性があります。
出血部位を調べるため、便と尿に血液が混じっていないか検査します。
出血部位を確認するのに、画像診断や内視鏡検査が必要になることもあります。
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貧 血!『出血過剰貧血』
出血過剰による貧血
出血によって失われた赤血球が新しく産生される赤血球より多い場合は、出血過剰による貧血になります。
出血過剰は貧血の原因として最もよくみられます。
血液が失われると、体は血管を液体で満たそうとして、血流の外側の組織から急速に水分を取りこみます。
その結果、血液は薄くなり、ヘマトクリット値(血液の全体積中に占める赤血球の割合)が低下します。
やがて、赤血球の産生量が増えて貧血は治ります。出血が長びくと、体内の鉄分が減少し、骨髄は失われた分の赤血球をつくることができなくなります。
この貧血では、初期の方が症状が強く現れ、特に事故、手術、出産、血管破裂などによる突然の失血で貧血が急速に起こった場合は、その傾向が強くなります。
突然の大量出血では2つの問題が生じます。
1つは血管内の血液量が少なくなることによる血圧の低下で、もう1つは、酸素を運ぶ赤血球が急に減少するため、酸素の供給量が急激に低下することです。
いずれも、心臓発作、脳卒中、死亡の原因になります。
突然の失血よりはるかに多いのが、持続的あるいは繰り返し起こる慢性の出血による貧血です。
こうした出血は体のさまざまな部位で発生します。鼻血や痔(じ)による出血はすぐにわかります。
胃や小腸の潰瘍、大腸のポリープや癌などからの出血はわかりにくく、便に血が混じっていても、少量だと肉眼ではわかりません。
これは便潜血といいます。
慢性出血のその他の原因としては、腎臓や膀胱の腫瘍による尿中への出血や、月経での重度の出血などがあります。
続きます>>
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血液が失われると、体は血管を液体で満たそうとして、血流の外側の組織から急速に水分を取りこみます。
その結果、血液は薄くなり、ヘマトクリット値(血液の全体積中に占める赤血球の割合)が低下します。
やがて、赤血球の産生量が増えて貧血は治ります。出血が長びくと、体内の鉄分が減少し、骨髄は失われた分の赤血球をつくることができなくなります。
この貧血では、初期の方が症状が強く現れ、特に事故、手術、出産、血管破裂などによる突然の失血で貧血が急速に起こった場合は、その傾向が強くなります。
突然の大量出血では2つの問題が生じます。
1つは血管内の血液量が少なくなることによる血圧の低下で、もう1つは、酸素を運ぶ赤血球が急に減少するため、酸素の供給量が急激に低下することです。
いずれも、心臓発作、脳卒中、死亡の原因になります。
突然の失血よりはるかに多いのが、持続的あるいは繰り返し起こる慢性の出血による貧血です。
こうした出血は体のさまざまな部位で発生します。鼻血や痔(じ)による出血はすぐにわかります。
胃や小腸の潰瘍、大腸のポリープや癌などからの出血はわかりにくく、便に血が混じっていても、少量だと肉眼ではわかりません。
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2011年12月4日日曜日
貧 血! 2
貧 血 症状 診断
貧血の程度と進行の速さによって、症状はさまざまです。
軽度の貧血で、特に進行が遅いものでは、症状がまったく現れないか、運動したときだけ症状がみられます。
重度の貧血になると、安静にしていても症状があります。
血管の破裂による出血などで貧血が急に進んだ場合は、貧血の程度が軽度であれ重度であれ、症状が強く現れます。
軽度の貧血では、疲労や衰弱がみられ、顔色が青白くなります。
貧血が重くなると、失神、めまい、のどの渇き、発汗、脈が弱く速くなる、呼吸が速くなるなどの症状が加わります。
重度の貧血では、運動中に起こるふくらはぎのけいれんや痛み、息切れ、胸痛などの症状が起こり、
特に脚の血行が悪くなっている場合や、肺や心臓の病気がある場合は、こうした症状が顕著になります。
貧血は、症状を自覚する前に定期的な血液検査で見つかることもあります。
ヘモグロビン値とヘマトクリット値(血液の全体積中に占める赤血球の割合)が低ければ、貧血と診断されます。
ほかの検査も行って貧血の原因を調べます。
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貧血の程度と進行の速さによって、症状はさまざまです。
軽度の貧血で、特に進行が遅いものでは、症状がまったく現れないか、運動したときだけ症状がみられます。
重度の貧血になると、安静にしていても症状があります。
血管の破裂による出血などで貧血が急に進んだ場合は、貧血の程度が軽度であれ重度であれ、症状が強く現れます。
軽度の貧血では、疲労や衰弱がみられ、顔色が青白くなります。
貧血が重くなると、失神、めまい、のどの渇き、発汗、脈が弱く速くなる、呼吸が速くなるなどの症状が加わります。
重度の貧血では、運動中に起こるふくらはぎのけいれんや痛み、息切れ、胸痛などの症状が起こり、
特に脚の血行が悪くなっている場合や、肺や心臓の病気がある場合は、こうした症状が顕著になります。
貧血は、症状を自覚する前に定期的な血液検査で見つかることもあります。
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ほかの検査も行って貧血の原因を調べます。
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血液病気!「貧 血」
貧血とは、赤血球の数やヘモグロビン(酸素を運ぶ赤血球中のタンパク質)の量が少ない状態をいいます。
赤血球には、肺から全身の組織に酸素を運ぶタンパク質のヘモグロビンがあります。
赤血球数が減少したり、赤血球中のヘモグロビン量が少なくなると、
血液は酸素を十分に供給できなくなります。組織に酸素が十分に供給されないと、貧血の症状が現れます。
貧血 原因
貧血の原因はさまざまですが、大きく分けると、失血(大量出血)、赤血球の産生不足、赤血球の過剰な破壊の3つに分類できます。
多量の出血は貧血を引き起こします。
事故や手術などで突然出血する場合もありますが、多くの場合は、消化管や尿路の異常などによる出血が徐々に繰り返し生じます。
慢性的な出血があると体内の鉄分が減少し、貧血がさらに悪化します。
体が十分な量の赤血球をつくれないことも、貧血の原因になります。
赤血球の産生には多くの栄養素が必要です。
最も重要なものは鉄、ビタミンB12、葉酸ですが、ごく微量のビタミンC、リボフラビン、銅も必要です。
また、ホルモンの適切なバランスも必要で、特に赤血球の産生を促進するホルモンであるエリスロポエチンが重要です。
これらの栄養素やホルモンがないと、赤血球の産生速度や産生量が低下したり、赤血球が変形して酸素を十分に運べなくなったりします。
慢性疾患が赤血球の産生に影響する場合もあります。
白血病、リンパ腫、転移癌などでは、骨髄腔に腫瘍細胞が侵入して骨髄に置き換わり、そのため赤血球の産生が低下することがあります。
多数の赤血球が破壊された場合にも、貧血になります。
通常、赤血球の寿命は約120日間です。
この寿命に近いものや寿命を過ぎたものは、骨髄、脾臓、肝臓にある貪食細胞に捕食され、破壊されます。
寿命に達していない赤血球が破壊されると(溶血)、骨髄はそれを補うために新しい赤血球の産生を速めます。
赤血球の産生を上回るペースで破壊が進むと、溶血性貧血が起こります。
溶血性貧血は、出血過剰や赤血球産生低下による貧血に比べると、比較的まれな貧血です。
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赤血球には、肺から全身の組織に酸素を運ぶタンパク質のヘモグロビンがあります。
赤血球数が減少したり、赤血球中のヘモグロビン量が少なくなると、
血液は酸素を十分に供給できなくなります。組織に酸素が十分に供給されないと、貧血の症状が現れます。
貧血 原因
貧血の原因はさまざまですが、大きく分けると、失血(大量出血)、赤血球の産生不足、赤血球の過剰な破壊の3つに分類できます。
多量の出血は貧血を引き起こします。
事故や手術などで突然出血する場合もありますが、多くの場合は、消化管や尿路の異常などによる出血が徐々に繰り返し生じます。
慢性的な出血があると体内の鉄分が減少し、貧血がさらに悪化します。
体が十分な量の赤血球をつくれないことも、貧血の原因になります。
赤血球の産生には多くの栄養素が必要です。
最も重要なものは鉄、ビタミンB12、葉酸ですが、ごく微量のビタミンC、リボフラビン、銅も必要です。
また、ホルモンの適切なバランスも必要で、特に赤血球の産生を促進するホルモンであるエリスロポエチンが重要です。
これらの栄養素やホルモンがないと、赤血球の産生速度や産生量が低下したり、赤血球が変形して酸素を十分に運べなくなったりします。
慢性疾患が赤血球の産生に影響する場合もあります。
白血病、リンパ腫、転移癌などでは、骨髄腔に腫瘍細胞が侵入して骨髄に置き換わり、そのため赤血球の産生が低下することがあります。
多数の赤血球が破壊された場合にも、貧血になります。
通常、赤血球の寿命は約120日間です。
この寿命に近いものや寿命を過ぎたものは、骨髄、脾臓、肝臓にある貪食細胞に捕食され、破壊されます。
寿命に達していない赤血球が破壊されると(溶血)、骨髄はそれを補うために新しい赤血球の産生を速めます。
赤血球の産生を上回るペースで破壊が進むと、溶血性貧血が起こります。
溶血性貧血は、出血過剰や赤血球産生低下による貧血に比べると、比較的まれな貧血です。
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血液の病気!「血液疾患診断」
骨髄検査
血球の異常がみられる場合、その原因を確定するために骨髄の検査が必要となることがあります。
骨髄液を吸引する方法(骨髄穿刺[こつずいせんし])と、太い針で少量の骨髄組織を採取する方法(骨髄生検)の2通りがあります。
いずれの方法でも、骨盤の骨(腸骨稜)から採取するのが一般的ですが、骨髄穿刺の場合には胸骨から行うこともあります。
年少児の場合は、すねの骨(脛骨)から骨髄を採取することもあります。
骨髄穿刺と骨髄生検の両方が必要な場合は、同時に採取を行います。
皮膚と組織を局所麻酔で麻痺させた後、注射器の針を骨に刺します。骨髄穿刺の場合は、
注射器のピストンを引いて軟らかい骨髄組織を少量採取し、
これをスライド上に広げて顕微鏡で調べます。
採取したサンプルを使用して、細菌、真菌、ウイルスなどの培養や、染色体分析、
細胞表面のタンパク質の分析(フローサイトメトリー)などの特殊な検査を行うこともあります。
多くの場合は骨髄穿刺だけで診断に十分な情報が得られますが、
骨髄を注射器に吸いこむときに組織の構造が破壊されてしまうため、
骨髄細胞が骨髄中でどのように配列していたかを調べるのは、この方法では困難です。
骨髄細胞の正確な解剖学的関係と組織の構造を調べる必要がある場合は、骨髄生検も行います。
これは、中空の針を使って骨髄組織の小片をそのまま取り出す方法です。
この組織片を保存し、薄い切片にして顕微鏡で調べます。
骨髄の採取では、最初にほんの少し衝撃のような痛みがあり、その後にごくわずかな不快感が生じます。処置は数分で終わります。
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いずれの方法でも、骨盤の骨(腸骨稜)から採取するのが一般的ですが、骨髄穿刺の場合には胸骨から行うこともあります。
年少児の場合は、すねの骨(脛骨)から骨髄を採取することもあります。
骨髄穿刺と骨髄生検の両方が必要な場合は、同時に採取を行います。
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多くの場合は骨髄穿刺だけで診断に十分な情報が得られますが、
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これは、中空の針を使って骨髄組織の小片をそのまま取り出す方法です。
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2011年12月3日土曜日
血液の病気!「血液疾患診断」
血液検査
さまざまな血液検査が病気の診断や経過観察に用いられます。
血液の液体成分(血漿[けっしょう])は体の機能に不可欠な多くの物質を運んでいるので、血液検査によって体のさまざまな部位で何が起きているかを調べることができます。
血液を調べるのは、臓器から組織を採取するよりも簡単です。
たとえば甲状腺機能を調べるには、血液中の甲状腺ホルモンを測定する方が、甲状腺から組織を採取するより簡単です。
同様に肝機能検査でも、血液中にある肝臓の酵素やタンパク質を測定する方が、肝臓から組織を採取するよりも簡単です。
血液自体の成分と機能を調べるための血液検査もあり、主に血液疾患の診断に用いられます。
全血球計算: 最もよく行われる血液検査は全血球計算(CBC)で、血液中の有形成分(赤血球、白血球、血小板)を調べる基本的な検査です。
自動計数装置は、ごく少量の血液を使って1分以内にこの検査を行います。
ほとんどの場合、全血球計算と併せて、顕微鏡による血球の検査も行われます。
全血球計算では、血液中の赤血球数とヘモグロビン(酸素を運ぶ、赤血球中のタンパク質)の量を測定します。
赤血球の大きさを測定し、異常な形の赤血球があれば、顕微鏡でさらに特徴を調べます。
異常な赤血球には、ひきちぎられたような形、涙のしずくの形、三日月形、針状にとがったものなど、さまざまな形があります。
赤血球の形や大きさを知ることは、貧血の原因を特定するのに役立ちます。
鎌状(三日月形)の赤血球は鎌状赤血球症の特徴です。
赤血球が小さくヘモグロビン量が不十分な場合は鉄欠乏性貧血が疑われ、赤血球が大きく卵形をしている場合は、葉酸またはビタミンB12の欠乏による貧血(悪性貧血)が疑われます。
赤血球の数、大きさ、形に関する情報がそろった後に、貧血の原因をさらに詳しく調べる検査が行われることもあります。
赤血球の壊れやすさ、ヘモグロビンの種類の異常、赤血球に含まれる特定の物質の量などを検査します。
全血球計算では白血球数も測定します。
体の状態についてさらに詳しい情報が必要な場合は、特定の種類の白血球を数えます(白血球分画)。
総白血球数や特定の白血球数が正常よりも多いか少ない場合は、さらに顕微鏡で白血球を調べます。
顕微鏡検査では、ある種の病気に特有の特徴を確認できます。
多数のきわめて未熟な白血球(芽球)がみられる場合は、白血球のがんである白血病が疑われます。
血小板も全血球計算で計数されます。
血小板数は、止血という生体の防御機構(血液凝固)の重要な指標です。
血小板数が多いと(血小板増加症、血小板血症)、心臓や脳の毛細血管で血液凝固が起こりやすくなります。
網状赤血球数: これは、一定量の血液中に含まれる新しく形成された未熟な赤血球(網状赤血球)の数です。正常な場合、網状赤血球数は総赤血球数の約1%です。
貧血などで赤血球の必要量が高まると、それに応じて骨髄が網状赤血球を多数つくり出します。
そのため、網状赤血球数は骨髄の機能の指標となります。
血液型検査: 血液型は赤血球表面のタンパク質によって決まります。
血液型は、少量の血液を採取し、特定の抗体に対する反応をみて調べます。
輸血の前には血液型の判定が必要です。
出血時間とその他の凝固検査: 出血を止める体の機能は、血小板数に加えて、出血時間によって調べることができます。
この検査では、前腕や耳たぶに小さな傷をつけて出血が止まるまでの時間を測定します。これは血小板機能のおおまかな指標となります。
血小板の機能に関するほとんどの検査は自動検査装置で行われます。
このほか、正常な血液凝固に必要な各種のタンパク質(凝固因子)の総合的な機能を測定する検査もあり、プロトロンビン時間(PT)や部分トロンボプラスチン時間(PTT)などが一般的です。
個々の凝固因子の血中濃度を測定することもあります。
その他の血液検査: 特定の血液疾患の診断には、それぞれ専用の血液検査を行います。
まれに血液の総量や特定の血球の総数を測定しなければならないことがあります。
これらの測定は、放射性同位体を血液中に注入したり血球に結合させて行います。
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血液の液体成分(血漿[けっしょう])は体の機能に不可欠な多くの物質を運んでいるので、血液検査によって体のさまざまな部位で何が起きているかを調べることができます。
血液を調べるのは、臓器から組織を採取するよりも簡単です。
たとえば甲状腺機能を調べるには、血液中の甲状腺ホルモンを測定する方が、甲状腺から組織を採取するより簡単です。
同様に肝機能検査でも、血液中にある肝臓の酵素やタンパク質を測定する方が、肝臓から組織を採取するよりも簡単です。
血液自体の成分と機能を調べるための血液検査もあり、主に血液疾患の診断に用いられます。
全血球計算: 最もよく行われる血液検査は全血球計算(CBC)で、血液中の有形成分(赤血球、白血球、血小板)を調べる基本的な検査です。
自動計数装置は、ごく少量の血液を使って1分以内にこの検査を行います。
ほとんどの場合、全血球計算と併せて、顕微鏡による血球の検査も行われます。
全血球計算では、血液中の赤血球数とヘモグロビン(酸素を運ぶ、赤血球中のタンパク質)の量を測定します。
赤血球の大きさを測定し、異常な形の赤血球があれば、顕微鏡でさらに特徴を調べます。
異常な赤血球には、ひきちぎられたような形、涙のしずくの形、三日月形、針状にとがったものなど、さまざまな形があります。
赤血球の形や大きさを知ることは、貧血の原因を特定するのに役立ちます。
鎌状(三日月形)の赤血球は鎌状赤血球症の特徴です。
赤血球が小さくヘモグロビン量が不十分な場合は鉄欠乏性貧血が疑われ、赤血球が大きく卵形をしている場合は、葉酸またはビタミンB12の欠乏による貧血(悪性貧血)が疑われます。
赤血球の数、大きさ、形に関する情報がそろった後に、貧血の原因をさらに詳しく調べる検査が行われることもあります。
赤血球の壊れやすさ、ヘモグロビンの種類の異常、赤血球に含まれる特定の物質の量などを検査します。
全血球計算では白血球数も測定します。
体の状態についてさらに詳しい情報が必要な場合は、特定の種類の白血球を数えます(白血球分画)。
総白血球数や特定の白血球数が正常よりも多いか少ない場合は、さらに顕微鏡で白血球を調べます。
顕微鏡検査では、ある種の病気に特有の特徴を確認できます。
多数のきわめて未熟な白血球(芽球)がみられる場合は、白血球のがんである白血病が疑われます。
血小板も全血球計算で計数されます。
血小板数は、止血という生体の防御機構(血液凝固)の重要な指標です。
血小板数が多いと(血小板増加症、血小板血症)、心臓や脳の毛細血管で血液凝固が起こりやすくなります。
網状赤血球数: これは、一定量の血液中に含まれる新しく形成された未熟な赤血球(網状赤血球)の数です。正常な場合、網状赤血球数は総赤血球数の約1%です。
貧血などで赤血球の必要量が高まると、それに応じて骨髄が網状赤血球を多数つくり出します。
そのため、網状赤血球数は骨髄の機能の指標となります。
血液型検査: 血液型は赤血球表面のタンパク質によって決まります。
血液型は、少量の血液を採取し、特定の抗体に対する反応をみて調べます。
輸血の前には血液型の判定が必要です。
出血時間とその他の凝固検査: 出血を止める体の機能は、血小板数に加えて、出血時間によって調べることができます。
この検査では、前腕や耳たぶに小さな傷をつけて出血が止まるまでの時間を測定します。これは血小板機能のおおまかな指標となります。
血小板の機能に関するほとんどの検査は自動検査装置で行われます。
このほか、正常な血液凝固に必要な各種のタンパク質(凝固因子)の総合的な機能を測定する検査もあり、プロトロンビン時間(PT)や部分トロンボプラスチン時間(PTT)などが一般的です。
個々の凝固因子の血中濃度を測定することもあります。
その他の血液検査: 特定の血液疾患の診断には、それぞれ専用の血液検査を行います。
まれに血液の総量や特定の血球の総数を測定しなければならないことがあります。
これらの測定は、放射性同位体を血液中に注入したり血球に結合させて行います。
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