2011年4月10日日曜日

消化器の病気 『消化性の病気 -消化性潰瘍 続き』 

胃酸分泌抑制薬: シメチジン、ファモチジン、ニザチジン、ラニチジンなどのヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)は、胃酸の産生を抑制することによって、症状を緩和し潰瘍を治癒させます。

これらの薬は非常に効果が高く、服用も1日1〜2回ですみます。

H2ブロッカーが重大な副作用を起こすことはほとんどありません。

シメチジンは、特に高齢者で錯乱を起こしやすい傾向があります。

またシメチジンは、喘息(ぜんそく)に用いられるテオフィリン、血液凝固の治療に用いられるワルファリン、けいれん発作に用いられるフェニトインなど、一部の薬の体内からの排出を妨げる作用があります。

プロトンポンプ阻害薬は胃酸の産生を最も強く抑制する薬です。

プロトンポンプ阻害薬は、H2ブロッカーと比較して、より多くの人でより短期間に潰瘍の治療効果がみられます。

またゾリンジャー‐エリソン症候群など、胃酸分泌が過剰になる病気の治療にも有効です。



その他の薬: スクラルファートは潰瘍の表面に保護膜を形成して治癒を促す薬です。

胃潰瘍には効果が高く、制酸薬の代わりによく用いられます。

服用頻度は1日2〜4回で、血液中に吸収されないので副作用はあまりありません。

しかし、便秘を起こしたり、他の薬の効果を低下させたりすることがあります。

非ステロイド性抗炎症薬の服用による胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防には、ミソプロストールが用いられることがあります。

ミソプロストールは、胃酸の産生を抑制し、胃酸に対する胃粘膜の抵抗性を高めます。

高齢者、ステロイド薬を服用している人、潰瘍の病歴がある人など、非ステロイド性抗炎症薬により潰瘍が生じるリスクが高い人はミソプロストールの服用が適しています。

しかしミソプロストールを服用した人の30%以上に、下痢などの消化器症状が起こります。

また、妊娠中の女性が服用すると流産を起こす可能性があります。

アスピリンやその他の非ステロイド性抗炎症薬、あるいはステロイド薬を服用している人が潰瘍の予防に服用できる薬はミソプロストールのほかにもあります。

たとえばプロトンポンプ阻害薬などです。

これらの薬は、潰瘍の再発率を低下させる効果はミソプロストールと同等で、副作用はより少なくなっています。



手術: 現在では、消化性潰瘍の治療に手術が必要になることはまれです。

薬物療法による治療効果が高く、出血も内視鏡を使った処置で止血できるからです。

手術は主として消化性潰瘍の合併症に対して行われます。

そのような合併症としては、

(1)穿孔、

(2)閉塞が起こっていて薬で効果が得られない場合や閉塞が再発した場合、

(3)大量の出血が2回以上起こった場合、

(4)癌の疑いのある潰瘍、

(5)再発を繰り返す重度の潰瘍、などがあります。

これらの合併症に対してさまざまな手術が行われます。

しかし、手術後に潰瘍が再発するケースもあり、また、体重減少、消化不良、貧血など手術による合併症が起こることもあります。






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