診断方法
次に、診断を確定するために検査を行います。検査方法は、問診と診察、そして該当する場合は心理学的な評価に基づいて、最も適切なものが選択されます。
消化器疾患の確定診断のための検査には、内視鏡(内部構造を調べたり、体内から組織のサンプルを採るために使われる、柔軟なチューブ)による検査、X線検査、超音波検査、放射性物質を用いた検査、生化学的な検査などがあります。
これらの検査法は、異常のある場所を特定したり、診断を確定するのに役立ち、ときには検査と同時に治療が行えることもあります。
先に腸内をきれいにしておく必要がある検査や、8〜12時間の絶食が必要な検査もありますが、準備をまったく必要としない検査もあります。
非常に正確な診断ができる検査もありますが、内容によってはかなり費用がかかるものもあります。
また、まれに検査によって消化管が破れたり(穿孔)、出血やけがが起こることもあります。
内視鏡検査
内視鏡検査とは、柔軟な観察用のチューブ(内視鏡)を用いて消化管の内部を観察する検査です。
口から挿入する内視鏡検査では、食道(食道鏡検査)、胃(胃鏡検査)、小腸の一部(上部消化管内視鏡検査)が観察できます。
肛門から挿入する内視鏡検査では、直腸(肛門鏡検査)、大腸の下部と直腸、肛門(S状結腸鏡検査)、大腸全体と直腸、肛門(大腸内視鏡検査)が観察できます。
肛門鏡とS状結腸鏡以外の検査では、不快感を防ぐために静脈注射で麻酔薬が投与されます。
内視鏡の大きさは、直径が6〜13ミリメートル程度、長さが0.3〜1.5メートル程度とさまざまです。
内視鏡の種類は検査する場所によって異なります。
内視鏡は柔軟で、自由に曲がります。
また、照明と小さなカメラを備えています。
これにより、消化管の内面をよくみることができ、刺激、潰瘍、炎症、ポリープ、癌が生じている場所を観察できます。
ほとんどの内視鏡は鉗子(かんし)を備えています。
これは、組織のサンプルを採取して、炎症、感染症、ポリープ、癌などの検査を行うためです。
肛門下部を除いて、消化管の内壁や筋層には痛みを感じる神経がないので、この検査が痛みを伴うことはありません。
内視鏡は治療用具としても用いられます。内視鏡の細いチューブにはさまざまな器具を通すことができます。
たとえば、内視鏡の先端まで通した通電ワイヤで異常な組織や小さな腫瘍を破壊したり、出血している血管を焼いて止血します。
また、内視鏡先端の針から、拡張した食道静脈に薬を注入して、止血することができます。
口から挿入する内視鏡検査では、検査の数時間前から絶食する必要があります。
胃に食べものがあると、胃の内部を十分に観察できないからです。
また、胃の中の食べものを検査中に吐いてしまうこともあります。直腸や結腸に内視鏡を挿入する前には、腸の中をきれいにしておくために下剤が処方されます。
完全に排便させるために浣腸を行うこともあります。さらに、検査前の数時間は絶食が必要になります。
食べものがあると、嘔吐したり、下剤と浣腸の効果が低下したりするからです。
内視鏡検査の合併症は比較的まれです。
消化管を傷つけたり、あるいは穿孔したりする可能性もありますが、普通は、消化管の粘膜に刺激を生じるか、少量の出血を起こす程度です。
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2011年4月6日水曜日
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