2011年4月6日水曜日

消化器の病気 『診断 続き』 

CT検査とMRI検査

CT(コンピューター断層撮影)検査とMRI(磁気共鳴画像)検査では、腹部の断層像(断面図)をみることができます。

CT検査、MRI検査いずれの場合も、検査日の朝は絶食する必要があります。

造影CT検査では、X線を通さない造影剤を検査前に静脈注射します。

造影MRI検査では、常磁性造影剤を検査前に静脈注射します。

患者は台の上か、鉄製のトンネル状の装置の中に横たわります。

検査範囲の上を装置がゆっくり通過します。



CT検査では、装置からX線が照射されます。

MRI検査では、磁場内に置いたときの体の組織の反応を利用して内臓の画像を描き出します。

いずれの検査でも、撮影中は動かないようじっとしている必要があります。

また、トンネル状の装置の中に入っていくことになるため、狭い空間にいるのが怖い(閉所恐怖症がある)人では検査が受けられないこともあります。

しかし、こうした人でも撮影を行えるようトンネル式でない撮影装置も普及しつつあります。

また、造影剤に過敏に反応して、じんま疹が出る、呼吸が浅くなるなどの症状を起こす人もあり、まれですが血圧が低下して危険な状態になることもあります。

CT検査とMRI検査は腹部の内臓の位置や大きさを調べるのに適しています。

また、悪性腫瘍(癌)や良性腫瘍などもこれらの検査で発見できます。

血管の太さや走行の変化、虫垂炎や憩室炎などの炎症も確認できます。

そのほか、放射線療法や手術を正確に行うためのガイドとしてこれらの検査を行うこともあります。



穿刺

穿刺(せんし)は、腹腔に針を挿入して体液を採取する検査法です。

普通、消化管の外側の腹腔にはわずかな液体しかありませんが、肝臓病、心不全、胃や腸の破裂、癌、脾臓の破裂などがあると体液(腹水)がたまることがあります。

穿刺は、診断の手がかりを得るため(体液を採取して分析するなど)、また治療の一部として(過剰な体液を抜き取るなど)行われます。

穿刺を行うときは、まず、腹腔内に過剰な体液があることを超音波検査などで確認します。

次に、へそのすぐ下の皮膚を消毒し、少量の麻酔薬を注射します。

そして、注射器の針を刺して、皮膚と腹壁の筋肉を貫き、体液のたまっている部位まで針を進めます。

体液の採取は、検査用に少量を取ることもあれば、腹部の膨張を解消するために数リットルもの液体を抜き取る場合もあります。

穿刺の合併症として消化管の穿孔や出血が起こることがあります。



便潜血反応検査

消化器系の出血は、わずかな刺激程度のささいな原因で起こるものから、癌などの重篤な病気が原因で起こるものまであります。

出血量が多い場合は、血を吐いたり(吐血)、便に鮮血が混じったり(血便)、あるいは便が黒くタール状になります(黒色便)。

出血の量が少ないと肉眼ではわからず、便の性状も変化しませんが、こうした少量の出血も化学的な検査で検出することが可能です。

少量の出血を検出することは、潰瘍や癌、その他の異常を早期発見するのに役立ちます。

直腸の診察時に、医師が手袋をはめた手で少量の便を採取します。

この便を、試薬(グアヤク)を染みこませたろ紙の上に置きます。

別の試薬を加え、便の色が変われば出血があることを示します。

または、患者がろ紙入りキットを家に持ち帰る方法もあります。

便を別々の排便時に合計3回採取し、ろ紙の上に載せます。

そして、特殊な容器に入れて、医師に戻します。出血が確認された場合は、原因を突き止めるためにさらに詳しい検査を行います。




続きます>>






≪高品質健康食品 ≫≫ ≫≫

メタボリックシンドローム、生活習慣病

≪古くから愛飲される高品質のさつまなた豆 ≫≫≫ 

≪古くから愛飲される高品質肝若奉 ≫カンニャボ≫≫ 

≪古くから愛飲されるチャーガ ≫ 

≪品質へのこだわり焙煎チャーガ茶 ≫ 

≪高品質大豆発酵生産物 ≫エコサンテ液≫≫

0 件のコメント: