2011年4月5日火曜日

消化器の病気 『症状 続き』

腹痛

腹痛は、消化管あるいは腹部のどこかに異常が生じたことを知らせる体の警告信号です。高齢者は、若年者より腹痛が起こりにくく、起こってもゆっくり進行する傾向にあります。腹痛は小児にもみられます。

腹痛の原因には、感染症、炎症、潰瘍、消化器の穿孔(せんこう)や破裂、消化管の閉塞や運動異常によって生じる異常な筋収縮、消化管筋肉の酸素欠乏などがあり、複数の原因が重複していることもあります。

腹痛を起こす消化器疾患の例としては、胃潰瘍の穿孔、過敏性腸症候群、虫垂の炎症(虫垂炎)、膵臓(すいぞう)の炎症(膵炎)、癌などがあります。これらの病気は、比較的軽度ですむこともあれば、命にかかわる場合もあります。

腹痛の特徴は、その原因によってさまざまです。たとえば、過敏性腸症候群による痛みは「鈍い痛み」や「締めつけるような痛み」と表現されることが多いのに対して、胃潰瘍の痛みは「焼けつくような痛み」と表現される傾向があります。痛みの生じる場所もさまざまで、腹部全体に漠然と痛みを感じることもあれば、1カ所に限局して痛む場合もあります。たとえば、憩室炎に伴う腹痛は下腹部左側に限局していることが多く、腹腔を覆っている腹膜の炎症(腹膜炎)で起こる腹痛は、普通、腹部全体の痛みとして感じられます。

痛みの状態は、姿勢の変化や、食事や排便などの活動によって変わることがあります。たとえば膵炎では、横になると痛みが強くなり、座って上体を前に傾けると幾分和らぎます。





胸痛と背部痛

飲食物を飲みこんだ後すぐに、胸痛や背部痛が起こることがあります。この痛みは、狭心症などの心臓病で起きる痛みとよく似ていて、灼熱(しゃくねつ)感や、胸骨の下が締めつけられる感じを伴います。また、食道に障害があると、熱い飲みものや冷たい飲みものを飲みこんだときのきつく締めつける感じに似た胸痛が起こることがあります。この種の痛みは、(1)食道の筋肉の異常、(2)食道粘膜の損傷、(3)細菌やウイルス、カビによるのどの感染症、(4)腫瘍(しゅよう)などによって起こります。




鼓腸

鼓腸とは、消化管に大量のガスが存在する状態です。過剰なガスは口からげっぷとして、あるいは肛門からおならとして排出されるか、あるいは、消化管壁から血液中に吸収され、その後肺から体外へ排出されます。一部のガスは、消化管内の細菌によって、より排出しやすい成分に分解されます。

食事のときには空気も一緒に飲みこまれます。少量の空気を飲みこむのは正常ですが、無意識に大量の空気を飲みこむ人もいます。飲みこんだ空気の大部分は後でげっぷになって出ていくため、胃を通過してそれ以降の消化管に移動する空気はわずかです。空気を大量に飲みこんだ場合は、げっぷがたくさん起きたり、肛門からおならとして排出されます。

消化管の中で生成されるガスもあります。水素、メタンガス、二酸化炭素は、小腸で細菌が食べものを分解処理するときに発生します(細菌による代謝作用)。牛乳に含まれる糖質(乳糖)など、特定の糖質を分解する酵素が不足している人は、その糖質を含む食品を食べるとガスを大量に生成しやすい傾向にあります。また、どんな人でも、タンパク質や果物を大量に食べた後はある程度の鼓腸を生じます。

鼓腸があると腹痛と腹部の膨張が起こります。消化管のガスに対する反応は人によってさまざまで、大量のガスがあっても腹痛や腹部膨張が起きない人もいれば、ガスによる影響を非常に受けやすい人もいます。




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