食道けいれん
食道けいれんは食道のぜん動障害の1つで、
神経の異常が原因で起こります。
この障害が起こると、
食道にぜん動でない異常な収縮がときどき発生して、
食べものを前進させるための正常な収縮が妨げられます。
食道けいれんのある人の30%では、
下部食道括約筋の開閉にも異常がみられます。
症状
食道全般にわたる筋肉のけいれんが起き、
胸骨の下あたりの胸痛として感じられます。
同時に、飲みもの(特にとても熱い飲みものやとても冷たい飲みもの)
や固形物が飲みこみにくくなります。
胸痛は夜間にも起こり、
目が覚めてしまうほど強いこともあります。
嚥下困難を伴わずに激しい痛みが起きることもあります。
この痛みはしばしば、
胸骨の下の締めつけられるような痛みと表現されます。
運動中や急な動作をしたときに起こることもあるため、
狭心症(心疾患から起こる胸痛)との判別が難しくなります。
何年もたつと食道けいれんからアカラシアへと進行することがあります。
アカラシアになると、食道のリズミカルな収縮が大きく損なわれます。
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2011年4月7日木曜日
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