20歳以上の6・3人に1人が糖尿病
▼深刻な国民病、糖尿病の実態、患者とその予備軍はなんと1620万人!
平成15年9月23日付「産経新開」に、成人の6・3人に1人が糖尿病の危険にさらされているとありました。 平成14年度の厚生労働省健康局の20歳以上の人を対象にした調査によると、「糖尿病が強く疑われる人」が約740万人で、平成9年度の約690万人より50万人も増え、「糖尿病の可能性を否定できない人」は平成14年度で約880万人、平成9年度で610万人で200万人も増えています。
合計で平成14年度1620万人、平成9年度1370万人ですから、5年間で250万人も増えたことになります。 食生活が豊かになり、運動不足に陥った結果生ずる糖尿病は、深刻な国民病となってしまいました。
では、改めて糖尿病とはどんな病気でしょうか。血液中のブドウ糖濃度が高くなる状態(高血糖)が続き、放っておくとさまざまな合併症を引き起こします。これが、糖尿病です。 私たちの食事には、糖質が含まれています。
糖質が消化吸収されるとブドウ糖となって肝臓に送られ、体の中でエネルギーとして利用され、余分なブドウ糖は、グリコーゲンや脂肪に変えられて蓄えられます。このブドウ糖を活用するのに必要なホルモンがインスリンです。
インスリンは、すい臓のランゲルハンス島とよばれる組織の中にあるβ細胞から分泌されるホルモンです。インスリンは血糖を下げる上で重要な働きをしていて、インスリンが十分に働かないと、ブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなり、糖尿病を招きます(一般的に血糖といってるのはブドウ糖濃度のことを言います)。
そのため尿に糖が出てくるのです。 ところが自覚症状に乏しいため、初期の状況に気づかず放っておくため、本格的な糖尿病となってしまうケースがほとんどなのです。
■糖尿病の改善2 へ続く
2007年12月26日水曜日
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