高リポタンパク血症 3
高リポタンパク血症診断
総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDLコレステロール値、
中性脂肪値は、血液検査で測定します。食べものや飲みものを摂取す
ると中性脂肪値が一時的に上がるため、検査用の血液を採取する前の、
少なくとも12時間はものを食べてはいけません。
血液中の脂質濃度が非常に高い場合は、特別な血液検査を行い、
原因疾患を特定します。原因疾患には、遺伝性高リポタンパク血症
(脂質異常を引き起こし、さまざまな疾患の原因になる)、甲状腺機
能低下症などがあります。
成人における望ましい脂質値
脂質の種類 目標値(mg/dL)*
総コレステロール 200mg/dL未満
低密度リポタンパク(LDL)コレステロール 100mg/dL未満
高密度リポタンパク(HDL)コレステロール 40mg/dL超
中性脂肪 150mg/dL未満
※ mg/dL=血液1デシリットルあたり1ミリグラム
コレステロール値や中性脂肪値が高い場合には、太っていたら
減量する、喫煙者はタバコをやめる、脂肪やコレステロールの
摂取量を減らす、運動量を増やす、そして必要であれば脂質低
下薬を服用するのが最善の治療法です。
脂肪やコレステロールが少ない食事をすることで、
LDLコレステロール値を下げることができます。脂肪から
摂取するカロリーを、総摂取カロリーの25?35%以内に抑
えることが推奨されています。
摂取する脂肪の種類も重要です
脂肪には、飽和脂肪、多価不飽和脂肪、一価不飽和脂肪があります。
飽和脂肪は他のタイプの脂肪よりコレステロール値を高めるので、
このタイプの脂肪から摂取するカロリーは、1日の総摂取カロリーの
7~10%以下に抑える必要があります。
多価不飽和脂肪(オメガ3とオメガ6を含む)と一価不飽和脂肪には、
血液中の中性脂肪値とLDLコレステロール値を下げる働きがあります。
ほとんどの食品ラベルに、脂肪の含有量が表示されています。
飽和脂肪は、肉、卵の黄身、全脂肪乳製品、マカデミアナッツなど一部
のナッツ類、ココナツに多く含まれています。植物油は飽和脂肪の量が少
ない油ですが、含有量が本当に少ないのは、一部の植物油に限られます。
多価不飽和脂肪を含む植物油から作られるマーガリンは、飽和脂肪が
およそ60%と高いバターよりも健康的な食品だと以前は考えられていました。
しかし、一部のマーガリンおよび加工食品には、LDLコレステロール値を
上昇させ、HDLコレステロール値を低下させてしまうトランス脂肪酸が含ま
れています
主に液状油から作られたマーガリン(チューブ状のマーガリン)は、バター
に比べて飽和脂肪が少なく、コレステロールを含まず、トランス脂肪酸も少
なめです。
植物スタノールやステロールを含むマーガリンは、総コレステロール値と
LDLコレステロール値を下げる働きがあります。
果物、野菜、穀類は脂肪が少なくコレステロールを含まないので、たくさん
食べることが推奨されます。
また、腸で脂肪に結びついてコレステロール値を下げるのに役立つ可溶性
繊維が豊富な食物も推奨されます。このような食物には、オート麦、オートミール、
豆類、ふすま、大麦、かんきつ類、イチゴ、リンゴなどがあります。
定期的な運動は、LDLコレステロール値を下げ、HDLコレステロール値
を上げる効果があります。たとえば、週に3?4回、速足で30?45分間程度
のウオーキングをするとよいでしょう。
脂質低下薬による治療を行うかどうかは、患者の脂質濃度だけでなく、
冠動脈疾患や糖尿病にかかっているかどうか、あるいは冠動脈疾患
になる他の主な危険因子があるかどうかにより異なります。
冠動脈疾患や糖尿病の場合は、LDLコレステロール値を100mg/dL
以下に下げることが目標になります。したがって、このような場合には薬
による治療が必要です。
冠動脈疾患や糖尿病はないが、冠動脈疾患になる危険因子が複数あ
る場合には、130mg/dL以下が目標になります。危険因子が1つまたは
まったくない場合は、160mg/dL以下が目標になります。
脂質低下薬にはいくつかの種類があります。胆汁酸結合薬、フィブラート
誘導体、ナイアシン(リポタンパク合成阻害薬)、
スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)は、それぞれ異なる機序で脂質濃度
を下げる働きをします。
したがって、それぞれ異なる副作用があり、脂質濃度に与える影響もそれ
ぞれ異なります。薬を服用する場合は、併せて低脂肪食を実行することが
推奨されます。
脂質低下薬には、脂質濃度を下げるだけでなく、冠動脈疾患を予防する
働きもあります。さらに、ナイアシンとスタチンは早期の死亡リスクを減らす
ことが証明されています。
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≪古くから愛飲されるチャーガ ≫
極寒地に生育する白樺(シラカバ)の養分を吸い上げて成長するチャーガ「カバノアナタケ」は、2万本に1本程にしか寄生することがなく非常に責重なキノコであることから、ロシアでは「幻のキノコ」と呼ばれ、ノーベル賞作家ソルジェニツィンの書いた名著にも紹介されるなど、古くから美容と健康維持のために親しまれていたキノコです。
≪チャーガの豊富な栄養バランス ≫チャーガの成分には、豊富な食物繊維のほかβ-クルカン・リクニンイノシトール・ポリフ工ノール・またミネラル分が多いのが特徴です。豊富な栄養バランスを誇るチヤーガの焙煎茶は、健康茶のマルチビタミン的な飲み物になっています。
≪品質へのこだわり焙煎チャーガ茶 ≫
もっとも栄養バランスがとれた良質なチャーガを厳選し使用。チヤーガが本来もつ風味・昧を引き立たせるために焙前をおこない、日々の健康を手軽においしく胃し上がっていただくために衛生面にもこだわつてます。
2008年1月20日日曜日
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